来月の気になる本 2013/12

中公文庫『刑事さん、さようなら』樋口有介
双葉文庫『太陽おばば』雀野日名子
小学館文庫『くちびるに歌を』中田永一
ガガガ文庫『とある飛空士への誓約 (4)』犬村小六
徳間文庫『おもいでエマノン (新装版)』梶尾真治
ハヤカワ・ミステリ文庫『特捜部Q Pからのメッセージ (上下)』ユッシ・エーズラ・オールスン
ハヤカワ文庫SF『リヴァイアサン クジラと蒸気機関』スコット・ウエスターフェルド
ハヤカワ文庫SF『第六ポンプ』パオロ・バチガルピ
ハヤカワ文庫SF『ブックマン秘史2 影のミレディ』ラヴィ・ティドハー
ハヤカワ文庫JA『ルーティーン(仮) 篠田節子SF短篇ベスト』篠田節子
ちくま文庫『グリンプス』ルイス・シャイナー
ちくま文庫『ぼくは本屋のおやじさん』早川義夫
講談社文庫『蛻』犬飼六岐
講談社文庫『ぐるぐる猿と歌う鳥』加納朋子
講談社文庫『トワイライト・ミュージアム』初野晴
星海社文庫『ヤクザガール・ミサイルハート』元長柾木
ファミ通文庫『魔王殺しと偽りの勇者(2)』田代裕彦
扶桑社ミステリー『予期せぬ結末 (3) (仮)』リチャード・マシスン
東京創元社『SF奇書探訪 SF奇書天外(仮)』北原尚彦
電子書籍に比重をおくようになったものの、比率的には6:4でまだまだ紙の書籍の方が多い。まあ、4割り程度電子書籍で読むことができるのであれば妥当なところかもしれないけれども、欠点はやはり紙の書籍のほうが読みやすいという点と、電子書籍の方が積読率が高いという点だ。前者に関してはもう少し読みやすい電子書籍リーダーが出てくれることを期待するしかないが、後者に関しては自分自身の気持ちの問題ではあるものの、電子書籍リーダーの中で単なるデータと化していると、読まなければいけないという気持ちが薄れてしまうのも仕方がない。
さて、今年もとうとう、最後の気になる本の月になってしまった。
『終末の鳥人間』が面白かった雀野日名子はホラー系の作家だと思い込んでいたのだが、基本的にはそうかもしれないけれども、わりと多方面の作品を書く人らしい。そんなわけで、双葉文庫お『太陽おばば』はちょっと気になる一冊。これが面白かったら過去の作品も読んでみることにしよう。
小学館文庫からは中田永一の『くちびるに歌を』が文庫化。相変わらず、乙一名義の本は読んでいない。
『おもいでエマノン』が新装版として徳間文庫から復刊。わりと最近まで徳間デュアル文庫は出ていたような気がしたけれども、なんだか尻つぼみ的に終わっていたんだね。エマノンシリーズも最初は徳間文庫で出ていたのだから古巣に帰ったということか。もっとも、徳間デュアル文庫でこのシリーズが出た最大の意義は、エマノンの絵を鶴田謙二に描かせたってことだね。それだけでも徳間デュアル文庫が存在した意義は大きいと思う。
ハヤカワ・ミステリ文庫からは<特捜部Q>シリーズの三作目が文庫化。結構文庫化のペースが早い気がする。
早い気がするといえば、新☆ハヤカワ・SF・シリーズの一冊として出ていたスコット・ウエスターフェルドとパオロ・バチガルピの作品が文庫化。新☆ハヤカワ・SF・シリーズもポケミスと同様、文庫化のペースが早い。
さらには、一作目に手を付けてもいないのにラヴィ・ティドハーの<ブックマン秘史>シリーズの二作目が出る。まあ、こちらは電子書籍化されるのが翌月なので、一ヶ月猶予があるし、出たあとで一作目と合わせて一気に読むという手も残っているけど。
ハヤカワ文庫JAから出る篠田節子の短篇集がちょっと気になる。篠田節子はあまり読んでいないけれどもSF系の短編はわりと読んでいるつもりなので、収録作が気になる。
それにしてもルイス・シャイナーの『グリンプス』が東京創元社から復刊でなく、ちくま文庫から復刊ってのはびっくりした。積読のままなんだけれども、読むかどうかは微妙。
講談社文庫からは犬飼六岐の『蛻』が文庫化。江戸時代に存在した仮想の宿場町を舞台にした密室殺人事件という、SFなのかミステリなのかよくわからない設定であり、なおかつそれを時代小説の書き手である犬飼六岐が書いたということで気になっていた一冊。
ファミ通文庫からは、世界を滅ぼそうとする魔王を倒したのは誰?というファンタジーの世界におけるフーダニットをパット・マガー的な感じで描いた『魔王殺しと偽りの勇者(2)』が出る。前巻のあとがきによれば、今回で事件の真相が判明する。
扶桑社ミステリーからはリチャード・マシスンの短篇集がでる。まあマシスンなので面白さという点では安定しているので、気になるのは今後のラインナップだね。後が続くといいなあ。

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