来月の気になる本

創元SF文庫『鳥の歌いまは絶え』ケイト・ウィルヘルム
創元SF文庫『キャプテン・フューチャー最初の事件』アレン・スティール
中公文庫『ほのぼの路線バスの旅』田中小実昌
竹書房文庫『堕地獄仏法/公共伏魔殿』筒井康隆
講談社文庫『銀河鉄道の父』門井慶喜
徳間文庫『たゆたいエマノン』梶尾真治
徳間文庫『秘書室の殺意』中町信
文春文庫『くちなし』彩瀬まる
ハヤカワ文庫SF『七人のイヴ 上下』ニール・スティーヴンスン
来月の気になる本はなんといってもケイト・ウィルヘルムの『鳥の歌いまは絶え』でしょう。
といっても僕はサンリオSF文庫版を持っていてすでに読んでいるので、復刊してもそれほど嬉しくはないのですが、それでもこういう復刊はうれしいものです。
どちらかといえばこちらのほうが気になるのは同じ東京創元社から出るアレン・スティールの『キャプテン・フューチャー最初の事件』です。いや、アレン・スティールってSFマガジンやアンソロジーには翻訳されたことがありますが、単独の本としてはこれが初めてです。野田昌宏亡きあとでのキャプテン・フューチャーです。翻訳の文体が野田節を継承しているのかそうでないのかも気になるところです。
中公文庫から出る田中小実昌の『ほのぼの路線バスの旅』はなんとこれが初の文庫化です。
精力的にSFを出してくれる竹書房からは筒井康隆『堕地獄仏法/公共伏魔殿』、日本SFが出ますね。
徳間文庫から出る中町信の『秘書室の殺意』は復刊ですがちょっと気になります。これが引き金になって中町信の他の作品も復刊されるといいですね。
ニール・スティーヴンスン『七人のイヴ』が早くも文庫化です。ナンバリングがついていないようなんですが三部作を一気に文庫化なんでしょうか。違うとは思うのですが。
続いて漫画です。
バーズコミックス『惑星クローゼット(4・完)』つばな
YKコミックス『太陽系SF冒険大全 スぺオペ!(2)』麻宮騎亜
少年チャンピオン・コミックス『BEASTARS(18)』板垣巴留
ビームコミックス『王様ランキング(7)』十日草輔
アフタヌーンKC『能力 主人公補正(1)』鬼頭莫宏/当麻
シリウスKC『ベアゲルター(5)』沙村広明
ヤングジャンプコミックス『イエスタデイをうたって afterword』冬目景
ビッグコミックス『君は放課後インソムニア(3)』オジロマコト
ビッグコミックス『サターンリターン(3)』鳥飼茜
ビッグコミックス『バディドッグ(9)』細野不二彦
ビッグコミックス『わるいあね(2)』三輪まこと
REXコミックス『バーナード嬢曰く。 (5) 』施川ユウキ
つばなの『惑星クローゼット』は4巻で完結。もう少し続くと思っていましたがいったいどんな結末になるのでしょうか。
『能力 主人公補正』は驚くことに鬼頭莫宏の原作です。鬼頭莫宏のことですからハッピーエンドにはならない鬱展開の話になりそうなんですが、どうなることでしょうか。
驚いたのは冬目景の『イエスタデイをうたって afterword』ですね。『イエスタデイをうたって』の番外編を中心とした短編集になるのでしょうか。

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