『異世界もう帰りたい 1』ドリヤス工場

水木しげるの絵柄で有名なドリヤス工場が異世界転生ものを描いた。
異世界転生ものにはあまり興味がないので読むことは殆どないし、異世界転生ものはもうひねったものしかない印象があるけれども、さすがに水木しげるの絵柄で異世界転生ものを描かれると興味がでてくる。そもそもドリヤス工場の場合、絵柄が水木しげるにそっくりというだけではなく登場する人物の性格なども水木しげるの漫画にでてきてもおかしくない造形なので、彼らが異世界に転生してどのような物語になるのか、興味を持たないほうがおかしい。
ということで、タイトルからしてもうどんな話になるのか想像することができるけれども、主人公は異世界の住人に召喚されて転生してしまうが、転生にもランクがあって、主人公は星ひとつの低レベルで転生させられてしまう。というか主人公自身が星ひとつ程度の人間だったということでもある。そんなわけで転生した先でもそれなりの扱いしかされなくって、主人公はもとの世界に帰りたいという気持ちでいっぱいなのだが、主人公を召喚した人物は召喚する方法は知っていても帰還させる方法は知らない。高名な魔術師ならば知っているかもしれないけれども、そうかんたんに会える存在でもない。ということで日々、低レベルのクエストをこなしながら糊口を凌ぐ毎日なのだ。

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