角川文庫『バック・ステージ』芦沢央
ハルキ文庫『パラレルワールド』小林泰三
河出文庫『完全な真空』スタニスワフ・レム
講談社文庫『Ank:a mirroring ape』佐藤究
光文社文庫『ミステリー作家の休日』小泉喜美子
光文社古典新訳文庫『われら』ザミャーチン
竹書房文庫『パラドックス・メン』チャールズ・L・ハーネス
創元推理文庫『生まれながらの犠牲者』ヒラリー・ウォー
創元推理文庫『屍人荘の殺人』今村昌弘
徳間文庫『定本 バブリング創世記』筒井康隆
来月は驚いたのが3冊。
一冊目はスタニスワフ・レムの『完全な真空』ですね。国書刊行会から出ていたのが河出文庫で文庫化されます。
架空の書物の書評という奇妙な小説。よくもまあこんなアイデアが浮かんだものだと思います。
二冊目はチャールズ・L・ハーネスの『パラドックス・メン』です。いやあ待ちました。もっとも歳をとってしまった自分がこの本を楽しむことができるかどうか不安もありますけれど。しかしこの調子で『Ring of Ritornel』もぜひとも出してもらいたいものですね。といってもどこかの出版社が翻訳権を持っているらしいのですが。
三冊目はヒラリー・ウォーの『生まれながらの犠牲者』です。題名からして、読み終えてやるせない気持ちになるのが必至な物語なんですが、ラストでの真犯人の心情の吐露の場面はやるせない気持ちにさせられます。
徳間文庫から出る筒井康隆の『定本 バブリング創世記』はあの「上下左右」が改版されて収録されるようで、これが定本ということですね。
光文社古典新訳文庫からはザミャーチンの『われら』が新訳です。オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』も出ているのであとはジョージ・オーウェルの『1984』が新訳されれば三大古典ディストピアがひとつのレーベルに入ることになりますね。
少年サンデーコミックス『双亡亭壊すべし(14)』藤田和日郎
ビッグコミックス『高橋留美子傑作集 魔女とディナー』高橋留美子
ヤングチャンピオン烈コミックス『バビロンまでは何光年?』道満晴明
イブニングKC『インハンド(2)』朱戸アオ
ヤングジャンプコミックス『ゴールデンカムイ(19)』野田サトル
KCx『LIMBO THE KING(6)』田中相
モーニングKC『ルポルタージュ―追悼記事―(3)』売野機子
モーニングKC『ランド(9)』山下和美
ビッグ コミックス『バジーノイズ(4)』むつき潤
少年チャンピオン・コミックス『潮が舞い子が舞い(1)』阿部共実
ブレイドコミックス『魔法使いの嫁(12)』ヤマザキコレ
ハルタコミックス『ダンジョン飯(8)』九井諒子
高橋留美子の『高橋留美子傑作集 魔女とディナー』が出ますね。
ビッグオリジナルで一年に一作ずつ発表された高橋留美子劇場の八年ぶりの短編集。一年に一作しか発表されないから仕方ないのです。
朱戸アオの『インハンド(2)』は発売が一ヶ月伸びてしまいましたが今度は出るでしょう。もちろん伸びても待ちますが。
阿部共実の新作『潮が舞い子が舞い(1)』はギャグ路線のようです。初期の作風に戻った感じのようでしかも1巻となっているので楽しみですね。
ヤマザキコレの『魔法使いの嫁(12)』はもう12巻目です。学園に舞台が移ってまだまだ先が見えない展開です。
まだまだ先が見えないといえば九井諒子の『ダンジョン飯(8)』もそうですね。前巻からの引きがどうつながるのかな。
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