来月の気になる本

文春文庫『デブを捨てに』平山夢明
朝日文庫『アメリカと戦いながら日本映画を観た』小林信彦
ハヤカワ文庫JA『青い海の宇宙港 春夏篇』川端裕人
ハヤカワ文庫JA『青い海の宇宙港 秋冬篇』川端裕人
ハヤカワ文庫JA『5分間SF』草上仁
ハヤカワ文庫SF『危険なヴィジョン〔完全版〕(2)』ハーラン・エリスン編
河出文庫『なにかが首のまわりに』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ
ちくま文庫『アサイラム・ピース』アンナカヴァン
創元推理文庫『とむらい自動車 猫丸先輩の空論』倉知淳
早川書房『三体』劉慈欣
東京創元社『フレドリック・ブラウンSF短編全集〈1〉 星ねずみ』フレドリック・ブラウン
ステュディオ・パラボリカ『小鳥たち』山尾悠子・中川多理
フリースタイル『ずっとこの雑誌のことを書こうと思っていた』鏡明
白水Uブックス『蒼老たる浮雲』残雪
先月はあまり気になる本が少なかったのですが、じゃあ本を読むことができたのかというと全然できていません。
性懲りもなくなた小説を少し書き始めてしまったというのが原因の一つだったりしますが、じゃあ小説のほうは順調なのかというとそうでもありません。
さて、来月はというと早川書房から出る本が気になるものが多いですね。
劉慈欣の『三体』が出るのはもちろんとして、草上仁の短編集『5分間SF』が出ます。いやあこれは驚きですよ。東京創元社がフレドリック・ブラウンSF短編全集を出すと発表した時に、だったら早川書房は草上仁全短編集を出してもおかしくはないだろうと思ったのですが、さすがにそこまではいかなくったのですが、短編集を出してくれました。
河出文庫から出るチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの『なにかが首のまわりに』は作者名もインパクトがありますが、「異なる文化に育った男女の心の揺れを瑞々しく描く表題作のほか、文化、歴史、性差のギャップを絶妙な筆致で捉えた魅力の物語集。」ということで気になります。
ステュディオ・パラボリカという見知らぬ出版社からは山尾悠子の新作『小鳥たち』も出ます。山尾悠子と人形作家の中川多理のコラボレーションということでこちらも楽しみですね。
フリースタイルからは鏡明の『ずっとこの雑誌のことを書こうと思っていた』も出ます。雑誌連載されていた「マンハントとその時代」をまとめたものです。
白水Uブックスからは『カッコウが鳴くあの一瞬』に続いて『蒼老たる浮雲』が復刊されます。残雪の小説は読むのに労力がいるので、ちょっと早いペースで出しすぎという気もしないでもないです。
続いて漫画です。
アフタヌーンKC『ヒストリエ(11)』岩明均
アフタヌーンKC『スキップとローファー(2)』高松美咲
モーニングKC『AUTOMATON(4)』倉薗紀彦
モーニングKC『ゴールデンゴールド(6)』堀尾省太
ヤングアニマルコミックス『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―(7)』武田一義/平塚柾緒
YKコミックス『プラネット・ウィズ(3)』水上悟志
バンチコミックス『応天の門 11』灰原薬
小説に比べると漫画の方は気になる本が少ないです。
岩明均は『ヒストリエ(11)』が出るという予定ですが、はたして本当に出るのでしょうか。
高松美咲は『スキップとローファー(2)』が出ますね。これは楽しみです。

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