『バイオレンスアクション 4』浅井 蓮次、沢田 新

主人公は専門学生の女の子で凄腕の殺し屋。そして殺し屋はバイトでやっているだけ。
外見だけ見ればゆるかわ系の女の子で彼女のどこが凄腕なのかわからないけれども普段の私生活と戦いに入ったときのギャップの激しさが面白さの一つだ。
とはいっても四巻目ともなると主人公の無敵すぎる状態もマンネリ化し始めて、どんな劣勢な状態になろうとも、どんな凶悪な強敵が登場しようとも、なんだかんだいって最後は勝つに決まってるじゃないかという状態になってくる。
もちろんそれでもその過程の部分が面白ければ問題はないのだが、作者もそのあたりのテコ入れをしようと考えたのか、今回は主人公は風邪をひいていて実力を100%発揮できないという状態に持ってきた。
さらには守らなければいけない素人もいて、わりと主人公の能力を制限させている一方で、主人公を助ける側も登場させて個人戦ではなく集団戦という様相を見せている。
その分、敵側のとんでもなさというのが少し薄れて、ただ単にちょっと強いやつという感じになっている部分がこれまでの異様な敵と比べると物足りない部分もあるけれども、連載のほうが休載したままなので、この続きがまだ描かれていないのが厄介だが、どうやら連載が開始されることになったようだ。

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