10月18日

仕事を終え、家に帰ってきて夕飯を作り、食べ終わってしばらくすると妻から電話がかかってきた。土曜日に持ってきてほしいものの追加かと思ったが、妻の声がなんだか弱々しい。
薬が完全に切り替わって、どうやら副作用がひどくなったらしい。前々からそわそわすると言っていたのだが、そのそわそわが激しくなったようだ。じっとしているのが辛いらしい。おまけに眠くならないようで、睡眠薬をもらうつもりでいると言った。以前ならば睡眠薬など飲もうとしなかった妻が、もらいたいというくらいなので相当つらいのだろう。ジブレキサが無くなってインヴェガが3mgからおそらく6mgに増えたせいだろう。
そわそわするというのはアカシジアとよばれる副作用である。一週間から二週間すれば徐々に消えていく場合もあるようだが、抗パーキンソン病薬を飲むことで症状を抑える場合もある。いずれにせよ先生の判断にまかせるしかないのだが、つらそうな妻の声を聞くといてもたってもいられなくなる。こんな時いつも思うのは妻の代わりになってやれることができたらということだ。妻は不安で仕方がないのだろう。すぐさま妻のもとに飛んでいってやりたい気持ちに襲われるのだが、もう面会時間は過ぎている。まったくもって何もしてあげることができない。
それは辛いよねとか、副作用だと思うから看護師さんに言ってみなさいとかそういった言葉しか、かけてあげることができない。
ジブレキサとインヴェガを半々の状態でとどまっておくか、ジブレキサだけに戻すか、インヴェガの量を減らしてもらうか、あるいはアカシジアに対する薬を追加してもらうか。どれを選ぶにせよ妻にはもうしばらく我慢してもらうしかない。
妻のことが気になって夜中になんどか目が覚める。

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