10月17日

今日は妻の面会。
頼まれていろいろと持っていくものがある。特に服なんかは妻の注文が細かくうるさいのだが、なんとかタンスを探し回って多分これだろうと思うものをバッグに詰める。それでもおそらく妻の注文とは違うものも出てくるだろう。
受付で前回のときにお願いされていた保険証を提示する。月に一度の確認が必要なのだ。
障害者手帳の申請に必要な診断書も出来上がっていたので診断書の支払いを済ませて受け取る。診断書は5400円。
原則として障害者手帳の申請には写真も必要なのだが、障害者手帳の場合、写真をつけたくないと言う人も少なからずいて、写真無しでも受け付けてくれるらしいのだが、念のために区役所に問い合わせをしておく。最近はWEB上で問い合わせができるので返答に時間はかかるだろうけれどもありがたい。
支払いのときに、入院費用の限度額適用認定証の話がありましたかと聞かれる。医療費が高額になった場合、高額療養費の申請をすれば平均収入の家庭の場合であれば実質的な負担は9万円くらいで済む。もちろん支払い時には全額支払う必要があって申請後に差額が戻ってくるのだが、この場合だと支払い時に高額の支払いが発生する。そこで限度額適用認定証をしておけば差額を差し引いた金額、つまり実質的な負担額だけ支払えばいいという制度だ。
先月の費用を見る限りおそらく妻の場合は30万円から40万円の間になるかと思う。これだけの金額を一度に支払うというのは大変なのだが、この病院はクレジット支払いが可能だ。そこでクレジット支払いで支払えば、カードの還元が入ってくる。還元は1%であるが、支払う額が額なので3千円から4千円になることを考えると全額支払ったあとで高額療養費の申請をして還付を受けたほうが得である。
妻はというとだいぶ表情が出るようになった感じだ。退院できたら和歌山のほうに旅行に行ってみたいと言う。人と合うのはまだダメっぽいのだが、先の人生のことを考える余裕が出てきたようだ。早く退院したいという言葉も出てくるのだが、人付き合いの苦手な妻は他の入院患者さんとの交流がなかなかできず、ひとりぼっちで過ごしているせいも多分にある。頭痛は相変わらずらしいが、今までの頭痛とは少し痛みが違うらしい。
明日から完全に新しい薬に切り替わるのでそれが不安だと言っている。とはいえども、主治医の先生も言っていたようだが、今まで薬を飲んでこなかったのだから今までの薬が無くなってもなにも変わりはないわけで不安になる必要もない。と思うのは理性で考えることができるからで、妻のように感覚で物事を捉える人の場合は不安だろう。妻も理屈ではわかっているのだが気持ちの面では不安なのだ。
土曜日には父と一緒に面会に来ると言っておく。妻も少しうれしいようだ。

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