不死の猟犬 6

六巻目に入って驚く展開をした。
前半は前巻からの続きで、絶対零度で冷却させられ風鈴たちの奪回である。
奇襲が成功したかのように見えたが反撃をくらい、本部隊は撤収、回収部隊は独自の判断で行動しなければいけない状況において、さらに強敵が登場し、絶体絶命のピンチ。
不死の猟犬と呼ばれる人間たちが使っている武器兼防御の帯の謎が明らかになり、その謎の部分を逆手に取ることによって奪還は成功する。
問題はその後の展開だ。
ここに来て、この世界における不死の仕組みが明らかにされるのだ。
あくまで不死であって不老ではない。
しかし寿命で死ぬまでの間であれば死ぬことはない。
風邪をひいて病気になっても薬で治すのではなく、一度死ぬのである。しばらくすると健康な状態で復活する。怪我をしても治療をするのではなく死ぬのである。しばらくすると健康な状態で復活する。
どう考えても異常な世界なのだが、それが成立する理由が語られるのである。
この世界が現実の世界ではなくコンピューター内における仮想世界なのかと思ったこともあったが、そんな世界ではなかった。あくまで現実の世界であり、SF的な設定があったのだ。
驚いたよ。

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