統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。
だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。
普通の夫婦であれば当たり前のようにできることでも僕達夫婦にはとてもむずかしくなってしまったことは数多い。しかし不思議とそのことで不幸だとは思うことは少ない。
ただ、当たり前のことでもできないということを理解してもらえない時があり、そういう時は少しだけ悲しくなる。
菜時記 葉月/丁卯
台風が近づいてきているが、天気予報を見る限りでは深夜あたりが一番あぶない時間で明け方に雨が降っていたので少し心配していたけれども、午前中の今は晴れ間も見せていて台風が近づいている気配もない。
天気が崩れないうちに買い物に行くことにする。台風は明日には通り過ぎてしまうようだけれども、なにぶん、いつもとは動きが全く違うので明日もまだ雨と風がはげしいかもしれないので明日の食事のことも考えて買うことにする。
野菜は妻がめずらしく、路地販売のものを買い込んでいたのでそれほど買わなくてもすむ。
バナナが小さいけれども一房105円だったのでかごに入れる。
ピーマンが地元野菜コーナーで一袋108円。一個の大きさは小さいけれどもその分個数があるのでお得だ。
野菜に関してはこの程度。他にも買う野菜はあるけれども、この店よりも次の店のほうが安いのでそっちて買うことにする。
レジで精算すると、思いのほか安い。野菜はそれほど高くはないけれども、ほとんど買わないとこれくらいの値段の差がでるのか。
続いて次の店へ。
トマトが5個で321円。それほど安くはなかった。
アスパラガスが170円だったので買うことにする。
ゴールドキウイが5個で417円、キュウリが4本で210円、どちらもそれほど安くはないけれども、高くもないので買うことにする。
買い物が終わって、まだ天気は崩れていない。被害もなく台風が通り過ぎてくれることを祈ろう。
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