『四月は君の嘘』の新川直司の新作が『さよならフットボール』と関係しているということを知り、新作を読む前にこちらの方を読むことにした。
サッカーは興味が無いので今ひとつ食指が動かなかったのだが、こちらは2巻で完結しているので安心して読むことができる。
まず題名からしていいなあと思う。サッカーではなくフットボールであるところがいいし、そこにさよならという言葉があるのがさらにいい。『四月は君の嘘』にしろ、タイトルの付け方が僕の琴線に触れる付け方だ。
主人公は中学生の女子。彼女はサッカーが好きで男子サッカー部に所属している。抜群の身体能力とテクニックを持っているのだが、中学生ともなると男子と女子とでの身体的な違いが致命的な違いになりつつあり、その結果試合には出してもらうことができない。
しかし、次の試合ではどうしても勝負しなければならない相手が選手として出ている。
すでに自分の肉体が男子とまともに立ち向かうことの出来るぎりぎりの時間が迫りつつある。だからタイトルにあるさよならであり、タイムリミットまでに彼女は最初で最後となるであろう試合に出ることが出来るのかという部分とそしてその顛末だけに焦点を絞った構成は全体が引き締まっていて読んでいるこちらもハラハラ・ドキドキしてくる。
さよならフットボール



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