今年もそろそろ確定申告の準備をしておこうと思い、正月明けあたりから週末に少しずつパソコンにデータを入力して準備をしていたのだが、半分くらい終わったあたりで、今日のところはこのくらいで勘弁してやろうと作業を中断することにして、メールの確認などをしていたら突然パソコンの画面が真っ青になった。
同時に自分の顔も一瞬真っ青になったかもしれないが、画面上には「問題が発生したため、PCを再起動する必要があります。」という文字が表示されている。そして少し待つと再起動がはじまった。しかしこの時点では別に心配などしてはおらず、再起動すれば問題なく立ち上がるだろうと思っていた。
が、再起動が始まってしばらくすると、修復していますというメッセージが表示される。
ちょっと不安になったが、Windows10である。自動修復してくれるだろうと安心しきっていた。
が、しばらくして表示されたのは真っ青な画面で、しばらくするとまた再起動が始まった。そろそろ自分の顔も青ざめてきたかもしれない。
そして、また修復していますというメッセージが表示される。
もう完全に嫌な予感がしたのだが、メッセージが消えると三度目の真っ青な画面が表示された。そして再起動が始まる。
延々と繰り返すのではないかと思われたのだが、三回目の再起動で今度は修復メニューが表示された。しかしこれも青い画面だ。
とりあえずセーフモードで立ち上げようと試みるのだが、立ち上がらない。他のオプションで起動しようとしてもできない。
作業中にWindows Updateが行われ、システムが更新されてしまったのでこういう事態になってしまったのかもしれないと思い、前回の復元ポイントから戻してみようと試みるも、これも失敗してしまう。
真っ青な画面にはNTFS_FILE_SYSTEMという単語が出ている。
ますます嫌な予感しかしてこない。
Windows95から始まって様々なバージョンのWindows OSを使ってきたがこんなことは初めてである。日曜日の夕方というのに災難がいきなり降り掛かってきてしまった。
ここで落ちついて別のパソコンを使ってネットでNTFS_FILE_SYSTEMのエラーについて調べればよかったのだが、自動修復が何度も行われたせいで、もはや自分にできる復旧作業はなにもないと思いこんでしまっていた。
実際には、修復メニューから詳細を選んでコマンドプロンプト画面を出してCHKDSK /fとディスクチェックと修復を行えばよかったのだが、後の祭りである。
Windows10ではこういう時にディスクチェックを行ってくれないとは知らなかった。
ということで、既存のデータを残したまま修復することはあきらめて、というか大切なデータは別のディスクに入っているので失うものといえば今まで入力してきた確定申告の入力データくらいだ。それさえもひょっとしたらクラウド上に残っているかもしれない。多分なんとかなるだろうと回復ディスクから再インストールをすることにした。
が、これもできない。問題が発生しましたという文字とキャンセルというボタンしか表示されない。
ディスクそのものは認識しているので後は考えられるとすればディスクのブート領域の破損くらいで、それを考えるとこのパソコンももう7年以上使っていてそろそろ新しく買い替えたいと思っていた矢先のことである。ディスクを復旧させたとしてもそれも一時的なことで少なくともディスクは新しく買い替えたほうが安心できるし、それをするならばマザーボードも、音がうるさいCPUファンも買い替えたいところで、その手間を考えると買い替えた方がコスト的にも安い。
確定申告の作業が佳境に入る前に壊れてくれたのは不幸中の幸いで、もう1ヶ月くらい後で壊れていたとしたらと思うとゾッとする。
とはいえども、もう数週間前に壊れてくれていたら年末年始のセール期間だったので少しは安く買い換えることができたこと考えるとプラスマイナスゼロといったところか。
コメント
わ~大変ですねえ。
って、あたしのところだって
いつ壊れるかわからないのでヒヤヒヤしています。
データはクラウドに揚げてあるはずなのですけど
いざというときにパソコンが壊れちゃったら
どうやって、クラウドから取り戻せるのかが
まだわかっていないので、ハラハラしながら
でも、結局なにも対策も講じないで日々過ぎ去っています
こういうお話を読むと、やっぱり
う~なんとかしなきゃ・・・
>どうやって、クラウドから取り戻せるのかが
まだわかっていないので
たぶん、そのクラウドに対するアカウント情報、メールアドレスとかパスワードさえ覚えていればなんとかなると思います。
私も、今回は油断していてデータのバックアップを取っていなかったのでこれからは油断することのないようにします。
とはいっても、失って本当に困ってしまうものってそれほどないのですけどね。
パソコンに入っているデータの大半は、無くなってしまっても諦めがついたりもします。