たえしのぐ

温厚な父、突然「犯罪者」 手にかけた妻今も案じ
認知症を患った夫が統合失調症の妻を殺してしまったというニュースを見た。
自分もいつかはそうなるのかもしれない。ならないといいきることはできない。
それはそれでもう、仕方のないことだと思うしかないのだが、そうなったときにはいろいろな人に迷惑をかけてしまうよなあ。
妻は、ハムスターが亡くなったということに対する悲しみは少し和らいだようだが、それ以外に関しては何一つ解決したというわけでもなく、穏やかになったかと思えば、数時間後には怒り出したり、自分はもう入院させられてしまうと嘆きだして、感情の放出の激しさと落差に翻弄させられてしまう。
支える側が翻弄されてしまうというのは一番まずい状態なのだが、どうすることもできないままただ、日々を凌いで、そして年が開けた。
その間、妻といろいろと話をして、わかったのは一つだけ。
入院して、薬による治療をして、そして幻聴はとりあえず消えたと思っていたのだが、そうではなかったことだ。
怒らないでほしいと言った後に妻はそのことを告白してくれた。
薬代を無駄遣いさせたので怒られると、そう思い続けていたようだが、怒るつもりはまったくない。
おそらくは薬を恒常的に飲むことを止めて、調子のよくない時にだけ飲むようになった時からかそれとも、減薬をした時から幻聴がまた聞こえるようになったのではないのだろうかと思うのだが、細かなことを問いただしてもあまり意味はないだろう。
まずは薬を恒常的に飲むようにさせてみるしか手はない。
それで駄目ならば薬の量を増やすか、もしくは別の薬に変えるという方法しかないのだが、どちらの方法も実際に行うことが非常に困難だということが悩ましい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました