アイアンバディ 4

もう少し続くかと思ったが、完結してしまった。
面白かったといえば面白かったが、リアルなロボット開発でありながら実際はリアルではなく、個人的にはもう少しリアルであってほしかったが、リアルすぎると地味になってしまうので、作中のロボット技術に関してはこのくらいがちょうどいい。
しかし、それ以外の部分でいうと、やはり主人公が完璧超人で、もちろんロボットの設計製作という部分においてはそれでも構わないが、肉体的にも超人すぎるのでそのあたりで興ざめしてしまう。4巻では、設計部分においては間違いを犯さないはずの主人公が設計ミスをしてしまうという場面が登場するが、そこからチームワークの世界へと向かうことはない。
主人公の行動がまったくぶれないのと同じく、物語の方も主人公中心の物語としてぶれない。
とはいえども、完璧超人の作ったロボットが完成してしまうとリアルな物語からかけはなれてしまうので、主人公の作ったロボットがどういう結末を迎えたのかといえば、そこで終わってしまうのかという地点に着地するのだが、これはこれで悪くはない。

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