診断書

今年も自立支援医療の更新期日がやってきた。
今年は医師の診断書が必要な時期で、更新手続きは一年ごとだが、診断書は二年ごとに必要なのだ。
更新時期の通知は、有効期限の3ヶ月ほど前に通知書が来るが、そこから診断書を書いてもらい、更新手続きを行い、新しい受給者証が届くまでには時間がかかるので3ヶ月あるからといってのんびりしていると期限が切れてしまう。
そもそも、手続きをしてから受給者証が届くまでに1ヶ月くらい平気でかかるのだ。もちろん、手続きをすればその時点で控えをもらえ、その控えを利用することで期限までに新しい受給者証が届かなかったとしても負担額が増えるということはないのだが、このあたりは自治体によって多少異なるかもしれない。
で、この診断書というものなのだが、通常は、というか今までは封をした封筒というかたちで病院で受け取っていたのだが、転院したクリニックでは封筒に入っていたものの封はされていなかった。
はたして、封をしていないからといって見てしまって良いものなのか悪いものなのかという問題はあるのだが、というのも一番最初の手続きの時に係の人に見せてもらってもよいか聞いて、駄目だと言われた経緯があるので、そういう細かいことを気にしてしまうが、こっそり中身を覗いてみてしまった。
中身は手書きではなくおそらくはパソコンで打ち出されたもので、規定のフォーマットらしきものに対して該当する項目にチェックが入ったあっさりとしたものだった。
大半はチェック項目だったが数ヶ所文章が書かれている。
いつ発症し、どういう治療を受けているのかといった内容だったが、あっさりとしてはいるものの、これは妻には見せることができないものだなということは実感した。
妄想や幻覚という部分にチェックが入っているのだ。これはもちろん事実なのだが、妻にとっては妄想は現実のことであり妄想ではない。
妻の目の届くところに置いておかなくてよかったと思った。
妻がこの内容を見たら悲しむだろうからだ。

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