心地よい温度

外を歩くと、流れてくる空気の温度が心地よく感じられるようになってきた。日光を浴びている体の部分はまだ暑さを感じさせるのだが、その一方で流れてくる空気は少しひんやりとしている。
日向ぼっこをしているような感じでもある。
その一方で少しひんやりとする空気は、物悲しい気持ちにさせられる。
気候としてはすごしやすい季節になってきたのに切なさを感じさせるのだ。
そういう気持ちになるのは僕だけなのだろうか。
いや、秋は感傷的な季節ともいわれるのだから、僕だけのことではないだろう。
もっとも、そういう気持ちになるのが僕だけだったとしてもだからどうした、である。
感傷的になるこの時期が嫌いかといえばそうでもなく、むしろ好きだ。そういうふうに好きだということができるということはそれだけ心に余裕がある証拠でもある。
いろいろと思いにふけるその時間が好きだ。
もちろんそんな思いにふけなくっても感傷的な気持ちにはなる。
外を少し歩いているだけでそんな気持ちになれるのだから得した感じだ。
今年もやってきた秋を堪能しようと思う。

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