統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。
だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。
精神障害を持つ人と共に生きるということは、僕の場合でいえば平穏と悲しみの間を行ったり来たりする生活である。楽しむということはとうの昔に捨て去った。
楽しもうという気持ちなど持たないほうが楽だからだ。
菜時記 長月/丁酉
今週は出かける前にチラシを確認してから出かけることにして、二番目に寄る店で何が安いのかをチェックをする。
最初の店では久しぶりにバナナを買う。4本で159円だ。
キャベツは1/2カットで75円だったが、小ぶりであまり程度も良くなかったので次の店で買うことにし、代わりにというわけでもないが白菜1/4カット、159円をかごに入れる。
地元野菜コーナーではナスが4本で140円。もちろんB級品だが全然問題はない。
オクラが115円なのでこれも買うことにする。
じゃがいもは一袋213円。お徳用サイズを買えばもっとお得なのだが、今回はこちらですます。
特に目新しいものもなく、無難な買い物になってしまったが、レジで精算すると想定よりも遥かに安い金額だったので、とりあえず良しとして次の店へと向かう。
次の店では長ねぎが2本で105円。これはチラシに載っていたものなので予め狙っていたものだ。
アスパラガスも同じく105円。ここのところ安いので毎週買ってしまう。
キャベツは1/2カットで85円。こちらの店のほうが高かったけれども、大きいし程度も良いので納得してかごに入れる。
トマトは安いものがなかったので、小ぶりのトマトを買うがこれは仕方がない。
梨が1個105円だったので、2個買うことにする。
金額的には満足できた買い物であった。
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