ゴールデンゴールド 2

『刻刻』とは違い、今回はお祖母さんが嫌な意味で活躍する。
自分の店をコンビニエンスストアに改装するというところまでは、まあいいが、今度は商店街の人たちを集めて、会費制の会員組織を作り、そして集めた会費を運用しこの島を発展させていくということまで始めようとする。
もちろん、反対するものも多い。
現実的に考えれば、すでに商工会とい組織は存在しているし、これといった観光名所や観光産物の無い小さな島で島民だけを対象として商売をするのであれば上限は見えていて、そこから上を目指すのであれば島民以外の人を呼ぶための方策を考えなければいけない。
しかし、謎の福の神がいる。
お祖母さんの店はなにもしないでも客は集まってきて売上も増えていく。
さらには福の神が一度口にしたものを店に置いておくだけでもその店には客が集まるようになり、徐々にお祖母さんのシンパも増えていく。
一見するといい事づくしのようにも見えるが、なにしろ、一巻の冒頭場面がある。
福の神と同じ顔をした町民はみな惨殺されている。
どうやら福の神は幸せを呼ぶのではなく、自分自信に対する信仰心を糧として、その糧を得るためだけに行動していて、いずれたどりつく破綻への道へと少しづつ進んでいる。

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