三週間目

痔の手術から三週間が経った。
痛み止めは飲み続けているが、普段の痛みは殆ど感じない状態で、今までは一日三回飲んでいたところを一日一回に減らしても支障はなさそうなところまで来た。
まだ、排便時の痛みはあるし、患部を触ればヒリヒリとした痛みはあって時々出血もする。だからお尻のガーゼも欠かせない。
痛みがあって出血もするという点で、単に手術前の状態に戻っただけともいえるのだが、しかし、排便時の痛みも悶絶する程ではなく我慢できる程度に軽減してきて、出血も少し血が滲む程度で、便器が真っ赤になるほどではない。
何よりも快適になったのは飛び出した痔を押し込める必要がまったくなくなったという点だ。
いぼ痔だったので、排便後はいぼ痔が飛び出し、そのままだと擦れて痛むし擦れ続ければ出血もするので中に押し込める必要があったのだ。
飛び出したいという意欲で持って飛び出たものを押し込めるのは、もう入る余地もない満員電車で扉から体半分はみ出している人を中に押し込めようとする駅員さんのようなもので調子の良いときにはするっと入ってくれるが、押し込むタイミングを逃したり、いつもより飛び出てしまったときなどは苦労する。
そんな苦労と引き換えであれば排便時の痛みもこのくらいのであれば引き換えにできる。
というわけで、術後は手術なんてするのではなかったと後悔していたが、ようやく、手術をしてよかったと思える程度には回復してきた。
とはいえども、前述のとおり、痛みも出血もあり、全然回復していないので、それを考えるとごまかされているような気持ちにもちょっぴりなる。

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