今月の気になる本

光文社文庫『ディッパーズ』建倉圭介
ちくま文庫『光の塔』今日泊亜蘭
創元推理文庫『今だけのあの子』芦沢 央
創元推理文庫『魔 都』久生十蘭
創元推理文庫『夜の夢見の川 12の奇妙な物語』S・スタージョン、G・K・チェスタトン 他
創元SF文庫『時間線をのぼろう』ロバート・シルヴァーバーグ
創元SF文庫『ブルー・マーズ(上下)』キム・スタンリー・ロビンスン
ハヤカワ文庫SF『ヒトラーの描いた薔薇』ハーラン・エリスン
ハヤカワ文庫JA『航空宇宙軍史・完全版 5 終わりなき索敵』谷 甲州
ハヤカワepi文庫『蝿の王〔新訳版〕』ウィリアム・ゴールディング
光文社文庫からは『デッドライン』の建倉圭介の久々の新作が出る。もともと寡作な作家だから数年くらいは新作が出ないので、前作から比べると早いほうだろう。
ちくま文庫からは今日泊亜蘭の『光の塔』が復刊。以前はハヤカワ文庫から出ていたし、復刊されたこともあったが、ちくま文庫から出ることになるとは思いもよらなかった。
『光の塔』はハヤカワ文庫版でカバー違いものを二冊持っているので、さすがに今回は買う予定はないのだが、おそらく解説があらたに追加されるだろうから買ってしまう可能性は高い。
創元SF文庫からはようやくキム・スタンリー・ロビンスンの『ブルー・マーズ』が出る。
『レッド・マーズ』も『グリーン・マーズ』も積読状態で、発掘すらできないのがちょっと辛い。
ハヤカワepi文庫からはウィリアム・ゴールディングの『蝿の王』が新訳で出る。ここのところ新訳が多いのだが、『蝿の王』は未読なのでこの機会に読んでみてもいいかな。
続いて、漫画。
ヒーローズコミックス『アトム ザ・ビギニング(5)』カサハラテツロー
トーチコミックス『ニュクスの角灯(3)』高浜寛
少年チャンピオン・コミックス『レイリ(3)』室井大資
ビッグ コミックス『重版出来!(9)』松田奈緒子
KC DX『あしたのジョーに憧れて(3)』川三番地
YKコミックス『猫瞽女 ―ネコゴゼ―(4)』宇河弘樹
少年サンデーコミックス『双亡亭壊すべし(4)』藤田和日郎
アフタヌーンKC『ヴィンランド・サガ(19)』幸村誠
バーズコミックス『空電ノイズの姫君(1)』冬目景
flowers『海街diary(8)恋と巡礼』吉田秋生
白泉社『幻想ギネコクラシー(2)』沙村広明
シリーズ物の続きの新刊が大半。
もっとも、新しい作家に関しては今の段階ではアンテナに引っかからないだけであって、書店で実物を見て、買うことになる場合も多い。
高浜寛の『ニュクスの角灯』ははやくも3巻目。寡作な人っぽいイメージがあったけれども、そんなことはないようだ。
予告よりも延びたけれども無事新刊がでた岩明均の『ヒストリエ』。その岩明均が原作を担当している『レイリ』は順調に3巻目が出る。
宇河弘樹の『猫瞽女 ―ネコゴゼ―』は今回の4巻にて完結。意外と早い段階で完結を迎えたのだが、これだけの世界設定でありながら4巻で終わってしまうのはちょっと惜しい気もする。
バーズコミックスからは冬目景の新作。新作といえば長いこと中断していて、もはや再開されることなどないだろうと思っていた『黒鉄』も15年ぶりに再開されることになって、冬目景はすごいなと思った。

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