週刊 5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α 92/99

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  1. 『バットマン/ヘルボーイ/スターマン』マイク・ミニョーラ
    アメコミというと、いわゆるバタ臭い絵というイメージを持っている人が多いと思う。僕もそんな印象を持ち続けていたのだが、そんなアメコミのイメージを一蹴してくれたのがマイク・ミニョーラだ。彼の描く絵はそれまでのバタ臭い絵とは一線を画して、日本人にも受けやすい絵柄だと思う。影のコントラストのメリハリの効いた切り絵的な趣もある絵だ。そんな彼の作品から一冊を選んでみたいのだが、代表作である『ヘルボーイ』は五冊以上出ているし、後半の作品ではミニョーラは作画をしていない。困ったなあと思っていたのだが、しかし大丈夫。この作品があった。マイク・ミニョーラが生み出したキャラクター、ヘルボーイの魅力を味わう事ができるうえに、さらにクロスオーバー作品なので、タイトルに書かれているようにバットマンとスターマンもミニョーラの手によって描かれていて一粒で二度美味しい作品だ。もっとも、スターマンは日本ではあまり知られていない存在なのだが、知らなくてもそれほど支障はない。

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