確定申告でマイナンバーを記載しなければいけなくなるのだが、まあそれ自体は別に構わない。
しかし、マイナンバー単体では本人確認とはみなされないので、本人確認できるものをコピーして添付しなければいけなくなるのが来年度からの確定申告である。
いままでは本人確認などする必要がなかった、というか他人の確定申告を勝手にする人間などいないだろう。そんな奇特な人がいるのであれば僕の分もやってほしいし、ついでに税金も納めて欲しいのだが、それはさておき、本人確認できるものつまり、マイナンバーカードとか免許証といった写真の入ったもののコピーを添付しなければいけないという手間が増えるのである。
で、その代わりに何が楽になるのかといえば社会保障の証明書と医療費控除のための病院の領収書の添付が必要なくなる。
しかし、こんなもの添付すればいいだけの話だし、社会保障の証明書は国民年金基金といった任意の社会保障制度に入っていたら場合は添付する必要があるわけでどちらにせよ添付する必要は発生する。医療費控除についても控除の対象は病院の領収書だけではないので、結果として全く添付しなくてもいいわけでもない。で、なおかつ逆に本人確認できる何かを添付しなければいけないという手間が増えるのだ。
どこかのサイトで、領収書など保管しておく必用がなくなるので便利ですねとか書いてあるところがあったけれども、おまえは本当に確定申告したことがあるのかと問い詰めたくなる。
そんなわけで、より不便になっていく状況を思うと、20世紀生まれで21世紀に憧れた身にとっては今は本当に21世紀なのだろうかと思うことがある。
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