文春文庫『静かな炎天』若竹七海
文春文庫『小さな異邦人』連城三紀彦
実業之日本社文庫『顔のない肖像画』連城三紀彦
幻冬舎文庫『土漠の花』月村了衛
幻冬舎文庫『ギフテッド』山田宗樹
扶桑社ミステリー『ハイキャッスル屋敷の死』レオ・ブルース
新潮文庫next『十年交差点』中田永一
ハヤカワ文庫SF『死の鳥』ハーラン・エリスン
ハヤカワ文庫JA『航空宇宙軍史 カリスト —開戦前夜— 航空宇宙軍史・完全版1』谷甲州
創元推理文庫『ささやく真実』ヘレン・マクロイ
創元推理文庫『星読島に星は流れた』久住四季
創元SF文庫『霧に橋を架ける』キジ・ジョンスン
講談社文庫『殺人出産』村田沙耶香
角川文庫『悪いものが、来ませんように』芦沢央
東京創元社『J・G・バラード短編全集〈1〉 』J・G・バラード
文春文庫からは若竹七海の葉村晶シリーズの最新作が出る。前作の『さよならの手口』が10年ぶりに出たことを思うと、異様なハイペース、というよりも中断していたシリーズが再始動したという感じだ。今回は短編集ということで、短編も切れ味のいいシリーズだったので楽しみ。
連城三紀彦の二冊が文春文庫と実業之日本社文庫から出る。『顔のない肖像画』は新潮文庫から出ていたものが復刊。
ここのところSF的な設定の小説を出している山田宗樹の『ギフテッド』が文庫化。ミステリ作家だとばかり思い込んでいたので嬉しい誤算でもある。
レオ・ブルースの『ハイキャッスル屋敷の死』は順調に刊行が延びているけれども、これは気長に待つことにしましょう。
で、気長に待ちすぎていたハーラン・エリスンの『死の鳥』が出る。扶桑社から予告されていたものと同じなのかどうかは不明だけれども、違っていたとしてもハーラン・エリスンの短編がまとまった形で出るのはこれが二作目なので、喜ばしい。
谷甲州の<航空宇宙軍史>シリーズもいつかは読まないといけないと思っていたら完全版が出る。
ちくま文庫に持って行かれたかと思っていたヘレン・マクロイの未訳も創元推理文庫から出る。どの出版社から出ようが、ありがたい。
なかなかセンセーショナルな問題をテーマにもってくる村田沙耶香の『殺人出産』が文庫化。10人子供を産めば1人殺しても良いという制度が認められた世界の物語。山田宗樹と同様、SF的な設定を使いながらも、村田沙耶香はSFへと振り切ることはない。
短編集『許されようとは思いません』が傑作ぞろいという噂のある芦沢央の二作目が文庫化。まだ読んだことのない作家なので、そろそろ読んでみようかという気持ちもある。
続いて漫画。
ビッグコミックス『白暮のクロニクル(9)』ゆうきまさみ
ビッグコミックス『ワンダーランド(3)』石川優吾
ビッグコミックス『重版出来!(8)』松田奈緒子
ビッグコミックス『健康で文化的な最低限度の生活(4)』柏木ハルコ
YKコミックス『マーチャンダイス(1)』大石まさる
ヤングチャンピオン烈コミックス『鬱ごはん(2)』施川ユウキ
月マガKC『四月は君の嘘Coda』新川直司
イブニングKC『累(9)』松浦だるま
アフタヌーンKC『ヴィンランド・サガ(18)』幸村誠
ヤングジャンプコミックス『ゴールデンカムイ(8)』野田サトル
こちらはシリーズものの新刊が大半。
大石まさるの『マーチャンダイス』は新作。新川直司の『四月は君の嘘Coda』はアニメの特典として付録されていた短編を集めたものらしい。
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