統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。
だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。
配偶者が統合失調症に罹っているという人は、親、もしくは子供が統合失調症である人よりも少ない。
統計的にみて、大人になってから発症するよりは未成年の時に発症する場合のほうが多いということもあるが、発症をきっかけに離婚してしまう場合もあるからだ。離婚率でいえば、普通の夫婦の離婚率よりも高い。
菜時記 睦月/壬寅
家の近所には野菜の無人販売がある。
じゃがいもやいんげん、その時折の時期に収穫される野菜が販売されていて、今の季節だと大根が安く一本50円という値段だったりするので重宝しているのだが、今週は残念なことに売られていなかった。
ということで少しがっかりしながらいつものごとく店へ行く。
エリンギ、舞茸、しめじが安売り、といっても通常の値段で倍の量という形の販売だったので、いくら安くても買うわけにはいかない。
小ぶりとはいえトマトが9個で198円というのは安いのでかごに入れる。南瓜が1/4カットで102円。この値段ならば申し分ない。
ブロッコリーは120円なのでじゅうぶん満足できる値段である。
長ネギは3本で150円だったので少し迷う。お弁当を作る必要がなくなったのでミニトマトを買う必要もなくなり、となると地元野菜の店へと寄る理由も乏しくなるからだ。長ネギだけを買うつもりで地元野菜の店へ寄るもの無駄だし、いまのところ、地元野菜の店で買ったほうが安いものも特別見当たらない。というわけで長ネギはかごに入れることにした。
同様にレタスも先週の残りがまだ残っており、お弁当に使う分の確保も必要が無いので、今週はレタスは買わない。
魚介類のコーナーへ行くと寒ブリが売られていた。養殖ものだけれども、二切れで458円ならば申し分ない。本音をいうとブリはあまり好きではないのだが、照り焼きにして食べてみよう。
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