今年に入って、ふるさと納税をしてみた。
といっても、別に郷土愛に目覚めたというわけではない。ふるさと納税によって貰うことのできる見返り品目当てである。
そもそもふるさと納税というのは、税処理上は以前からあった寄付金控除と同じで、もちろん同じというのは払う方にとっての意味だけれど、2000円を超える金額の寄付をすると寄付金総額から2000円を引いた金額が所得税の控除金額とすることができる。
ただし、寄付と違うのはふるさと納税した場合に納税した自治体から金額に応じた見返り品を貰うことができることだ。
従って、2000円以上の見返り品を貰うことができる自治体にふるさと納税をすれば、実質的にその差額分得をする。
では、その差額分は誰が負担しているのかという問題が出てくるが、それに関しては今のところ考えないことにしておこう。問題があるとすれば、ふるさと納税という制度そのものを変えるべきなのだと思う。
それはさておき、どんな見返り品が得なのかといえば、個人的には米である。
1万円のふるさと納税で、15kgのお米を貰うことができる自治体がいくつかある。米の銘柄にこだわらなければ、15kgの米を貰うのがおそらくは一番得だ。もちろん探せばそれ以上のお米を貰うことができる場合もあるけれども、一度に大量のお米を貰っても今度は保存に苦労する。もちろん数回に分けて送ってもらえる自治体もあることにはあるけれども、そうなると納税先がほぼ固定されてしまう。特定の自治体に肩入れすることを良しとはしない主義なので、そういう事態は避けたい。そうなると15kgのお米を貰える自治体から納税先を選ぶほうが選択肢も多くなる。
単純に見返り品の金額だけでみれば、浜松市の場合は現時点で1万円の納税でうなぎの白焼き2匹を貰うことができる。金額的には5千円近い金額のしろものなので、これはかなりお得なのだが5千円払ってうなぎを食べたいかといえば、そこまでして食べたくはない。以前にも書いたように我が家でうなぎを食べるのは僕だけなので不公平なのだ。
ということで、1万円づつ、二箇所の自治体に時期をずらしてふるさと納税をしたので、30kgのお米を手に入れた。だいたい6ヶ月ほど賄うことのできる量だ。
うまく使えば期間限定、地域限定のプレミアム商品券よりは使い勝手が良い。
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