僕は、書いた記事のタイトルの付け方にもあれこれと悩む。
かいっても別にタイトルにインパクトを与えようと思っているわけではない。
書いた記事に合うタイトルを付けることができればいいだけの話なのだが、これが悩むのである。
以前に書いた記事で、「見上げる空はトルコの夜空」というタイトルの記事がある。
これは最初は、「トルコの夜空と時々空を見上げる」というタイトルにするつもりだった。
これはこれでそれほど悪くはないタイトルだと思うけれども、書いた記事の内容の中からただ単純に二つの内容を取り出してくっつけただけであり、こういった方法は僕が安易に使ってしまうやり方なので、もう少しひねってみたかった。
で、次に考えたのは「見上げる夜空はトルコの夜空」だ。
夜空という単語が二回繰り返されるのが果たして良いものなのか決めがたい部分が残るのでもう少し考えてみようとしてそこからバリエーションが生まれて、
見上げた夜空はトルコの景色
見上げた空はトルコの景色
見上げる夜空はトルコの景色
見上げる空はトルコの景色
見上げた夜空はトルコの夜空
見上げた空はトルコの夜空
見上げる夜空はトルコの空
見上げる空はトルコの夜空
と8パターンが生まれた。
どれでも対して変わらないと思う人もいるだろうけれども、僕の場合は悩むのだ。
記事の内容に沿うということであれば、記事中ではトルコの夜空ではなくトルコの景色なので、景色という言葉を使うべきなのだが、景色という言葉だと漠然としすぎる。記事の中での話題は空が中心となっているし、タイトルに使うのであれば景色という言葉ではなく的を絞って空にしてしまうのがいいだろうと思い、トルコの空もしくはトルコの夜空のどちらかにすることにしてみる。
夜空という言葉を二回使うのは対比させて強調するという点では有効だと思うのだが、くどさも残る。だったらどちらかを空にするほうがいいけれども、ではどちらを夜空をにしてどちらを空にするべきだろうか。
先に夜空を使うと読み手のイメージを夜空に固定させる事ができるが、ここではあえて最初に空という言葉を使い、青空をイメージさせてからその後で夜空へと転換させてみようと思った。
残りは、「見上げる」と「見上げた」になるのだが、空の色を青から黒へと転換させたのだから、視点も移動させるてみようと思い、「見上げる」という言葉を使うことにする。「見上げた」だと、すでに空を見ている状態なので視点の移動が起こりにくいが、「見上げる」であれば地平から頭上への視点の移動が起こるだろう。
こうして悩みに悩んだ末にタイトルが決まった。
といってもこれが本当に良かったのかどうなのかは疑問で、もっと良いタイトルが思い浮かんだらこっそりと変更するかもしれない。
こんなふうに記事を書いた後でタイトルについて悩むのであれば、今度は最初にタイトルを決めてしまって記事に悩んでみようかとふと思った。
ということで次の記事のタイトルは『いつも前にいる』である。うまくいくかわからないけれども中身はこれから考える予定だ。
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