中公文庫『皇国の守護者 (1) 反逆の戦場』佐藤大輔
中公文庫『煌夜祭』多崎礼
光文社文庫『幻の名探偵』ミステリー文学資料館
光文社古典新訳文庫『人間和声』ブラックウッド
双葉文庫『駅にいた蛸』眉村 卓
双葉文庫『白戸修の狼狽』大倉崇裕
小学館文庫『圏外へ』吉田 篤弘
岩波文庫『七人の使者・神を見た犬 他十三篇』ブッツァーティ
扶桑社ミステリー『クトゥルフへの招(仮)』コリン・ウィルソン
文春文庫『真夏の方程式』東野 圭吾
新潮文庫『夏の水の半魚人』前田司郎
ハヤカワ文庫JA『ダイナミックフィギュア (上下)』三島浩司
ハヤカワ・ミステリ文庫『あなたに似た人 〔新訳版〕 (1)(2)』ロアルド・ダール
創元推理文庫『七つの海を照らす星』七河迦南
創元推理文庫『私刑 大坪砂男全集 (3)』大坪砂男
角川文庫『栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック』夏目漱石他
ハルキ文庫『神様のパズルシリーズ(仮)』機本伸司
河出書房新社『神童のための童話集』シギスムンド・クルジジェフスキィ
河出書房新社『たんぽぽ娘』ロバート・F・ヤング
復刊ドットコム『たんぽぽ娘』ロバート・F・ヤング
電子書籍も使い出したのはいいのだけれども、本の置き場所について悩む必要が無くなったせいで、本を買うという衝動を抑える主要原因の一つが減って今まで以上に積読本が増えてしまった。
もっとも、これは予め予測していたことなので諦めはついているけれども、それでもなあという気持ちもある。
とりあえず、今月の購入予定の本は少なめなのでなんとかなるかもしれないという気持ちもあってか、来月の気になる本は気になる度を少し多めになってしまった。
中公文庫では佐藤大輔の『皇国の守護者』が文庫化。今まで佐藤大輔の本は読んで来なかったのだけれども、このシリーズはちょっと気になっていただけに、手を出してしまいそうになる。ネックは未完だということだ。
同じ中公文庫から多崎礼の『煌夜祭』も文庫化。評判がいいのでこれも気になる。こっちはとりあえず一巻で完結しているので安心して読むことができる。
光文社文庫ではおなじみのミステリー文学資料館として『幻の目探偵』というアンソロジー。収録作品は明らかになっていないけれども、幻という部分がそそられる。
光文社古典新訳文庫からはブラックウッドの『人間和声』。ブラックウッドというとアルジャーノン・ブラックウッドしか思いつかなかったのだけれども、やっぱりアルジャーノン・ブラックウッドのことだった。
双葉文庫からは『駅と、その町』にひき続いて眉村 卓の本が再刊。こちらは短篇集のようだけれども、これまた地味目なものを文庫化するもんだなあ。
岩波文庫は今月の『タタール人の砂漠』にひき続いて『七人の使者・神を見た犬 他十三篇』が出る。
気になるのは扶桑社ミステリーの『クトゥルフへの招(仮)』だ。確か『クトゥルフ神話への招待 ~遊星からの物体X』のあとがきで、売れれば続きが出せるというようなことが書いてあったので、多分、売れ行きがそこそこ良かったのだろう。
前田司郎の『夏の水の半魚人』はこれまたなんとなく気になる本。
ロアルド・ダールの『あなたに似た人』は新訳でさらに単行本未収録の二作品を加えたもの。とはいうものの、あらためて買うべきかはちょっと悩む。それほどダールは好きじゃないのだ。
河出書房新社からはシギスムンド・クルジジェフスキィの『神童のための童話集』なんてものが出て、最近の河出書房新社は凄いなあと感心するばかり。松籟社の『瞳孔の中』ではシギズムンド・クルジジャノフスキイとされていたのだが、こっちのほうが正しいのか?
そして、とうとうというか、ようやくというか奇想コレクションが完結する。最後に出るのは延びに延びたロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』。もっとも僕はそれ以外の収録作品の方が気になるんだけれども。
で、さらに驚いたのは復刊ドットコムからも『たんぽぽ娘』が出ることだ。復刊ドットコムが出すものだからこれは集英社コバルト文庫から出ていた『たんぽぽ娘』の復刊だと思っていたら、なんと、「たんぽぽ娘」だけを一冊にしたもの。
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