『f 植物園の巣穴』朝日文庫 梨木香歩
『遊戯の終わり』岩波文庫 フリオ・コルタサル
『明治断頭台』角川文庫 山田風太郎
『妖異金瓶梅』角川文庫 山田風太郎
『ダブル・ジョーカー』角川文庫 柳広司
『浜村渚の計算ノート 3さつめ浜村渚の水色コンパス』講談社文庫 青柳碧人
『煙突の上にハイヒール』光文社文庫 小川一水
『宵山万華鏡』集英社文庫 森見登美彦
『凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂』小学館文庫 桜木紫乃
『ゴースト・ハント(仮)』創元推理文庫 H・R・ウェイクフィールド
『年刊日本SF傑作選2011(仮)』創元SF文庫
『アルフハイムのゲーム』ハヤカワ文庫SF ジャスティナ・ロブソン
『生者の行進』ハヤカワ文庫JA 石野 晶
『ヘンたて(仮)』ハヤカワ文庫JA 青柳碧人
『眉村卓コレクション異世界篇I ぬばたまの・・・』出版芸術社 眉村卓
来月もそれほど気になる本が多くない。
といっても先月の四月も、このぐらいの分量だったはずだけれど、四月が終わってみると30冊以上も買い込んでしまったので、気を引き締めていかないといけない。
梨木香歩の小説は好きなんだけれども今ひとつぴんとこない部分があって、読むたびにもどかしさを感じてしまうのだが、『f 植物園の巣穴』は『家守綺譚』系の話なので読むつもり。
かつて国書刊行会から出ていたものと収録内容も同じなのかどうかはわからないけれども、岩波文庫からはフリオ・コルタサルの『遊戯の終わり』が文庫化。
角川文庫からは山田風太郎の『明治断頭台』と『妖異金瓶梅』が出る。どちらも既読なので買う予定はないけれども、『妖異金瓶梅』は扶桑社文庫の昭和ミステリ秘宝として出ていたものと同じ構成なのかちょっと気になる。
気になるといえば、ちょっと気になる作家になった桜木紫乃の『凍原』がやけに長い副題が付いて文庫化。文学寄りの人だと思っていたらこの本はなんとミステリなのだからちょっと期待が大きくなりすぎる。
怪奇小説はあまり好きじゃないんだけれども、H・R・ウェイクフィールドの「ゴースト・ハント」はわりと好きな話だった。そういう点で創元推理文庫の『ゴースト・ハント(仮)』は楽しみなんだが、「防人」は収録されていないようだ。
聞いたことのない作家、ジャスティナ・ロブソンの『アルフハイムのゲーム』はいったいどんなものなのかよくわからないんだけれども、「アルフハイム」って言葉から想像するに、(Quantum Gravity)シリーズの『Keeping It Real』っぽい感じがする。
『2012年版SFが読みたい』で予告されていた眉村卓コレクションがようやく登場。中断してしまっている日本SF全集の三巻のほうはどうなっているのと思う気持ちもあるけれども、気長に待ちましょう。
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