『星海大戦 2』元長柾木

  • 著: 元長 柾木
  • 販売元/出版社: 講談社
  • 発売日: 2012/1/13

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読み終えるのにだいぶ時間がかかってしまった。
合間合間にほかの本を読んだりしていたので、細切れに読んでいたせいだ。
というのも、今回は地上が舞台で、ほとんど進展が無く物語の起伏に乏しかったせいである。
いや、せいであるといってもその責任を作者に押し付けるつもりはないのだが、とにかく話が進展しなかった。
一巻でもかなり詳細にこの世界の成り立ちや状況が語られていたのだが、二巻に入ってもその分量は変らない。章が新しくなるたびに新たな設定と状況が語られ、いったいどこまでこの世界を作りこんでいるのだと作者に問い詰めたくなるほどだった。
単純なスペースオペラということを期待するとがっかりするくらい重厚で骨太な物語なのだが、こんなにも物語としてのペースが遅いと、完結するまで連載を続けることが出来るのか、はたまた無事に出版までこぎつけるのか不安になってくる。
まあ、今回のラストを見る限りでは次の巻ではもう少し派手な展開をするのではないかと思うのだが、前巻で気になったあとがきも今回は息を潜めている分、なにかと不安になるシリーズだ。

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