『高橋留美子傑作集 運命の鳥』高橋留美子

もの凄く久しぶりに短編集が出たと同時にもの凄く久しぶりに高橋留美子の漫画を読んだ。
高橋留美子の漫画は嫌いではないけれども、それほど読んでいない。というのも描く話が大長編となる場合が多いからだ。連載作品は平気で10年近く続く。なのでデビューして30年以上経つのに作品数が少ない。
途中でついていけずに脱落してしまうか、もしくは完結してから読めばいいやと思いつつ、完結したら大長編になってしまってあきらめてしまうかのどちらかだ。
それに比べると短編はありがたいのだが、その数が絶対的に少ないのが難点だ。そして前回から六年ぶりの短編集となる。
で、六年ぶりに高橋留美子の漫画を読んで、六年前と、良い意味で、何も変わっていないのにホッとした。
掲載紙が「ビックコミックオリジナル」なので主人公は二十代後半かそれ以上のごく普通の中年男女が多い。どこにでもいるおじさん、おばさん達なのだ。
コミカルでそしてホロリとさせる手腕は健在で、ホロリとさせて最後にちょっとした笑いで終わらせるか、コミカルに展開して最後にホロリとさせて終わるか、いずれにせよ安心して読むことが出来る。
そこで描かれるのはささやかな人生かもしれないが、自分もこのような人生を送りたい。そう思うのだ。

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