田中芳樹の『銀河英雄伝説』っぽい話だ。もっとも、田中芳樹の『銀河英雄伝説』は読んだことが無いので本当に『銀河英雄伝説』っぽい話なのか定かではないけれども、『銀河英雄伝説』を読んだことの無い人間が『銀河英雄伝説』に対して持っているイメージと『星海大戦』を読んで受けたイメージはそれほど大きく変わらなかったのは確かだ。
『星海大戦』がこの先どのくらい続くのかわからないけれども、『銀河英雄伝説』が本編で10巻、外伝が4巻もあることを考えると同じくらい続いても不思議ではないので、うかつに手を出してしまったことをちょっと後悔してしまった。コンスタントに続きを書いてくれればいいのだけれども、途中でストップしてしまった日には目も当てられない。
まあ今のところ物語は始まったばかりでこの先どんな展開になるのか、はたしてもっと面白くなるのかもわからないままだけれども、主要登場人物が登場するまでの序盤部分でぶち込んだもろもろの設定がこの先どんな扱われ方をするのか期待したいところだ。
それはともかくとして作者のあとがきには驚いた。
SFファンダムやSFの業界内のことは全然知らないんだけれども、未だにそういう風潮があるのだろうか、というかなんだか日本SF冬の時代論争の時における梅原克文みたいな状態にならなければいいなあと心配したくなる。
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