1月10日にジョー・ゴアズが亡くなっていたことを知る。
熱心な読者ではなかったが、1990年代終盤あたりから翻訳が止まり過去の人となってしまったのかと思っていたところで突然、『路上の事件』が翻訳され、『ハメット』の復刊や『スペード&アーチャー探偵事務所』などが出て、少し楽しみになってきていたところだったのに……。
しかし、未訳がどのくらい残っているのか調べてみると、ゴアズが多作な作家ではないことがわかった。翻訳が止まってしまったのも無理もない。著作の量からすればけっこう翻訳された方といえるだろう。
去年から光文社文庫で出ている都筑道夫の<なめくじ長屋捕物さわぎ>シリーズ合本の四巻目と東野圭吾の『あの頃の誰か』を買う。
<なめくじ長屋捕物さわぎ>シリーズは全て持っているが、倉庫の段ボール箱の山のどこかに埋もれたままなので、読み返したくても読み返すことの出来ない状態で、なおかつ今回の合本の最終巻はちょっと楽しみな巻になりそうなので結局全巻買うことにしてしまった。今回は「人ごろし豆蔵」が収録されている。
そういえば今月、集英社文庫で『怪奇小説という題名の怪奇小説』が復刊される。
東野圭吾の『あの頃の誰か』は未収録短編集。『秘密』の原型となった短編が収録されているとのことなので購入。しかし『秘密』は読んでいない。
『世界終末戦争』は180ページほど進む。面白いのに一気に読む時間が無くって小刻みにしか読むことが出来ないのが辛いところだ。
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