願わくば平穏な日々を

土日は、費やせる限りほとんど全ての時間を、妻のために時間を費やしている。
妻と一緒に買い物をし、妻と一緒に食事を作り、妻が安心する限り妻の傍らにいる。
この世界に対して一人で外に出ることは妻にとって、とても苦しい行動となってしまった。
妻にとってこの世界は苦しみで満ちている。
だから私は、妻の手となり足となる。
この世界が、それほど苦しい世界ではないことに少しでもいいから妻が気付いてくれる日を待ち続けながら。
しかし、先週は最悪だった。
妻は朝から具合が悪く文句と不満をしゃべりっぱなしだった。
思わず怒鳴ってしまう。
怒鳴ることが妻の容態に良くないのか知っていても、怒鳴ることを止めることが出来ない。涙が出てくる。
妻の側にいては自分の感情の高ぶりを押さえることができない。しかし、頭を冷やすために妻を置き去りにして家を飛び出しても、妻を余計に孤独にさせてしまうだけだ。妻が心配で飛び出すことも出来ない。
まるで、やまあらしのジレンマだ。
どうにでもなれと感情の想いを全て吐き出してしまった。
今週は平穏であり続けたい。
私が怒りさえしなければ、そう、妻を中心としたこのささやかな世界は平穏で満ちている。
平穏でいる限り、私は幸せである。
そう考えると、幸せであるかどうかは自分の心がけ次第なのである。
この世界が、それほど苦しい世界ではないことに妻が気付いてくれればいいなと思う。

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