ハヤカワ文庫JA 零式 零式海猫沢 めろん著冲方丁は「マルドゥック・スクランブル」で「圧縮」「燃焼」「排気」という言葉を使っていたけれどもあくまでそれは概念でしかなかった。しかし「零式」では概念としてではなく「圧縮」「燃焼」「排気」するレシプロエンジンが登場する。... 2007.03.01 ハヤカワ文庫JA
ハヤカワ文庫JA マルドゥック・ヴェロシティ マルドゥック・ヴェロシティ 1冲方 丁著マルドゥック・ヴェロシティ 2冲方 丁著マルドゥック・ヴェロシティ 3冲方 丁著一巻を読み始めたのが三巻が出た後だったので、三週連続刊行されても全然意味が無く、一気に三巻を読み切ってしまったわけなんだ... 2007.02.16 ハヤカワ文庫JA
ハヤカワ文庫JA 月光とアムネジア 月光とアムネジア牧野 修著60年も殺し屋をやってきた町田月光夜という存在からしてすでにまともな話にはならないのだけれども、というか町田月光夜というネーミングセンスからして牧野修節ですよ。登場人物の名前の付け方もさておき、舞台となるのがアガタ... 2006.09.04 ハヤカワ文庫JA
ハヤカワ文庫JA やみなべの陰謀 やみなべの陰謀田中 哲弥著全五話の短編が最後にはうまいこと繋がる時間SFなんだけれども、あれやこれや細かいところがどういう風に繋がったんだろうと突き詰めて考えようとすると、どうも細かい部分が省かれすぎてうまいこと繋がらなくって、なんだかもの... 2006.08.15 ハヤカワ文庫JA
ハヤカワ文庫JA レフト・アローン レフト・アローン藤崎 慎吾著表題作は「クリスタル・サイレンス」の前日譚で、「星に願いを ピノキオ二〇七六」が後日譚なんだけど、実をいうと「クリスタル・サイレンス」は積読状態のままなので未読です。「クリスタル・サイレンス」を読んでいなければ話... 2006.04.06 ハヤカワ文庫JA
ハヤカワ文庫JA 小指の先の天使 スタニスワフ・レムの訃報を知ってちょっとショックです。非常にバランスのとれたというか、あらゆる方面で秀でた完璧な作家だったと思います。さて、レムに匹敵する思索力の持ち主といえば、グレッグ・イーガンがそうなんじゃないかと思うのですが、日本に目... 2006.03.28 ハヤカワ文庫JA
ハヤカワ文庫JA 今日も空は青いのか? 発展途上国では三秒に一人、命が失われているといいます。同時に、発展途上国では三秒に七人、新しい命が生まれています。どちらも貧困がその理由です。子供の死亡率が高いためと、子供の数=労働力の多さであるために、生めよ増やせよ。死をくい止めるよりも... 2005.10.19 ハヤカワ文庫JA
ハヤカワ文庫JA 鏡像の敵 鏡像の敵神林長平著「時間蝕」から4編中3編が収録されているので、未収録作品は3編しかありません。どうしてこのような形になったのか判りませんが、「時間蝕」を読んでいる人間からしてみるとコストパフォーマンスが悪いです。80年代に書かれた短編で、... 2005.09.24 ハヤカワ文庫JA
ハヤカワ文庫JA 老ヴォールの惑星 老ヴォールの惑星小川一水三ヶ月連続小川一水ということで二ヶ月目は『老ヴォールの惑星』、中編集です。一ヶ月目は「疾走!千マイル急行」なのですが、これは上巻なので、来月の下巻を待ってから感想でも書いてみたいと思います。で、「老ヴォールの惑星」。... 2005.09.20 ハヤカワ文庫JA
ハヤカワ文庫JA サマー/タイム/トラベラー2 サマー/タイム/トラベラー 2新城カズマ鶴田謙二の表紙がいいねぇ。本文中で言及されるのだけれど、しっかりと「ゲイルズバーグの春を愛す」の表紙柄の浴衣になっているところが感動しました。はい、終わり。どうも私には合わない話でした。語り口が合わな... 2005.08.24 ハヤカワ文庫JA