ハヤカワ文庫SF

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火星航路SOS

火星航路SOSE.E.スミス著 / 井上 一夫訳原題からすれば「惑星連合の戦士」としたほうが正しいのかもしれないけれど、スペースオペラの題名としてみた場合、「火星航路SOS」の方が断然燃えます。解説では火星人や木星人が登場するのはご愛敬とい...
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大宇宙の墓場

大宇宙の墓場アンドレ・ノートンといえばジュブナイルSFの代名詞みたいなもんですが、アンドレ・ノートンの小説を読むのは今回が初めて。「大宇宙の墓場」は去年の60周年記念復刊で復刊した本です。松本零士の挿し絵もふんだんに使われているので松本零士...
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プルトニウム・ブロンド

プルトニウム・ブロンドジョン・ザコーアー著 / ローレンス・ゲイネム著 / 斉藤 伯好訳オビにはユーモアSFなどと書かれているけれども、ユーモアじゃお上品すぎます。単なるバカSF。もちろんこれはほめ言葉です。冒頭の献辞からして既にふざけてい...
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夢みる宝石

演出家であり作家でもあった久世光彦氏が亡くなられました。向田邦子作「寺内貫太郎一家」の解説に久世光彦氏が書かれた文章が今でも印象に残っています。向田さんはかくれんぼがうまいというような話から始まり、向田さんはかくれんぼで隠れたまんまです。あ...
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地球帝国秘密諜報員

地球帝国秘密諜報員ポール・アンダースン著 / 浅倉 久志訳ポール・アンダースンというと「職人」というイメージがあって、全部の本を読んだわけじゃないのに決めつけてしまっていいのかとも思うのですが、アメリカでは「SFのバックボーン」と呼ばれてい...
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フェアリイ・ランド

日曜日の「大改造!!劇的ビフォー・アフター」は、まあこんなものかといったところでした。三段スライド方式の本棚はちょっとインパクトがありましたが、改造後の収納スペースに余力は無さそうだったので、今後本が増えていけば元の木阿弥になりそうな予感。...
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独裁者の城塞

復刊したハインラインの「人形つかい」の表紙を見て頭の中を「?」の大群が渦巻きました。たしか主人公は自分のことを「ぼく」と言っていたはずなのだけれども、表紙に描かれた人物はどう見ても自分のことを「ぼく」とは言いそうもありません。おまけに肌を見...
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警士の剣

警士の剣ジーン・ウルフ著 / 岡部 宏之訳四ヶ月かけてジーン・ウルフの「新しい太陽の書」を読もう。ということで、ちょっと挫折しそうになりましたが今月は三巻目の「警士の剣」です。ようやく当初の目的地、スラックスにたどり着きそこでそれなりに平穏...
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サンドキングズ

サンドキングズジョージ・R.R.マーティン著 / 安田 均訳 / 風見 潤訳「タフの方舟」が出たとき、「サンドキングズ」も復刊してくれないかなぁと思ったのですが、そう思った人が多かったのかどうかわからないけれども、ハヤカワ名作セレクションと...
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調停者の鉤爪

調停者の鉤爪ジーン・ウルフ著 / 岡部 宏之訳次から次へと新しい事実が発覚されます。それらは以前の謎の解明でもあり新たな謎と疑問の火種でもあります。いやもうこのまま、ウルフの筆裁きにただひたすら流されて読み進めてしまいたくもなるのですが、そ...
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