ホンの話

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2015年に読んだ本

去年読んだ本に関しても少し振り返って見たいと思う。『王妃の帰還』柚木麻子『起終点駅』桜木紫乃『歩道橋の魔術師』呉明益柚木麻子と桜木紫乃は他にも何冊か読んだけれども、この二作が一番。呉明益は台湾人作家。『歩道橋の魔術師』はミステリでもSFでも...
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5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α その一

雑誌連載している漫画は人気が出ると長く続く傾向が強い。人気があるということはそれだけ面白いということでもある。しかし、連載が始まった当初から読み続けているのであれば連載が長くつづいたとしても付いていく事ができるけれど、途中から読もうと思うと...
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6/100 死ぬまでに読みたい100冊

去年、死ぬまでに読みたい100冊という記事を書いてから半年ほど経った。で、それから今日現在までのあいだに何冊くらい読んだのかといえば、 『タイタス・グローン』マ-ヴィン・ピ-ク 『死にゆく者への祈り』ジャック・ヒギンズ 『渚にて』ネビル・シ...
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本を読むという行為

先日、仕事の帰り道、ちょっと寄り道をしたのでいつもとは違う道を通って家に帰った。その通り沿いに小さな書店があった。その店は高校生の頃、よく帰り道に立ち寄った書店だった。まだ店内の明かりがついていたので営業していたのだが、僕が最後にその店に立...
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マイケルに捧ぐ

かつて、ワム!という二人組デュオの音楽グループがあった。ちょうど、洋楽をよく聴くようになった時代と重なっていし、ラジオでもよく流れていたのでわりと聴いていたけれども個人的にはアイドルグループ的な印象が強かったのであまり好きではなかったし、ア...
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ピケティ、ディーセント・ワーク、不可能なこと、そしてほんの僅かな幸せ

物語の世界に、信頼出来ない語り手というものがある。これは一人称の物語に多いのだが、物語の語り手である人物の語っている物事が信用出来ない、つまりそこで語られている出来事が本当のことなのか嘘なのかわからないという物語で、書かれていることが信用で...
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死ぬまでに読みたい100冊

万人に向けておすすめする100冊ではなく、あくまで僕個人が読んでおきたい100冊なので傑作もある反面、読まなくっても構わないと思う本もある。この記事のタイトルは、内藤陳にあやかって「読まずに死ねるか」とでもしたいところなんだったけれども、こ...
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アフリカの二つの国

アフリカの二つの国に関して書かれた本を二冊続けて読んだ。二冊続けてとなったのは偶然で、両方とも以前から気になっていた本であり、引っ越し前に買って荷物を増やすよりも引越し後に買ったほうが都合が良かったのでそうなっただけだ。一冊は、ソマリランド...
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来月の気になる本 2014/07

講談社文庫『逃走(仮)』薬丸岳講談社文庫『闇の喇叭』有栖川有栖講談社文庫『イスラム飲酒紀行』高野秀行光文社文庫『妖怪探偵・百目 1』上田早夕里光文社古典新訳文庫『ポールとヴィルジニー』ベルナルダン・ド・サン=ピエール光文社古典新訳文庫『郵便...
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来月の気になる本 2014/06

ファミ通文庫『この恋と、その未来 ?一年目 春?(仮)』森橋ビンゴ中公文庫『御子柴くんの甘味と捜査』若竹 七海双葉文庫『推理作家協会賞全集 本格ミステリの現在(上下)』笠井 潔双葉文庫『推理作家協会賞全集 ホラー小説大全 ドラキュラからキン...
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