ホンの話

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非虚構の話篇

去年の振り返りはこれでお終い。最後はノンフィクションである。『代替医療のトリック』サイモン・シン『高砂コンビニ奮闘記』森雅裕『フェルマーの最終定理』『暗号解読』のサイモン・シンの新作。さすがに一人では難しい問題があったのか、今回は共作者がい...
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架空の物語の明暗篇

『正義のみかた』本多孝好『屋上ミサイル』山下貴光『百瀬、こっちを向いて』中田永一読み終えて、元気が出た三冊。本多孝好はそれほど読んでいないのだけれど、既読の本と比べると驚くぐらいにさわやかで、軽やか。だからといって軽いばかりの話ではなく、か...
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謎物語篇

ミステリ小説について振り返ってみる。ここ数年ミステリよりもSFの方に比重が傾いているせいか、あまり読んでいない。少ない読書量の中で印象に残っているとすれば、軒上泊の『君が殺された街』が真っ先に上がる。残念ながら新作ではない。『べっぴんの町』...
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空想科学小説篇

さて、去年からの続きで、2010年に読んだ本の中で印象に残った本について書いてみようと思う。対象はあくまで今年出版された物に限ることにする。『ベガーズ・イン・スペイン』に続けて出たナンシー・クレスの『アードマン連結体』。前短編集に比べると少...
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漫画篇 その3

最初は、漫画、SF、ミステリ、それ以外のジャンルと順番に、今年印象に残った本について書くつもりだったのだが、漫画篇だけで今年の更新を終えてしまうこととなってしまった。なんとも締まらない形となってしまったがいたしかたない。さて、漫画篇のベスト...
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漫画篇 その2

まどの一哉の『洞窟ゲーム』がわたしにとっての今年のベスト1とすると、ベスト2は、吉田秋生の『海街diary 三巻』になる。もはや名人芸とでも言うべきか、品質においては何も不安要素がなく安心して読むことができ、なおかつこちらの期待以上のものを...
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漫画篇

ロバート・A・ハインラインの『レッド・プラネット』と平安寿子の『こっちへお入り』と太田忠司の『予告探偵―西郷家の謎』と伊井直行の『本当の名前を捜しつづける彫刻の話』と川島誠の『ファイナル・ラップ』とメビウスの『アンカル』を読み終える。勢いあ...
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本と出合う楽しみ

ネットを利用するようになってかなりの年数が経つ。一番恩恵を受けたのはやはり、本に関する情報を手に入れやすくなったことだろう。地方の書店では、その日に出版された本すべてが本棚に並べられる訳ではない。入荷されない本は沢山ある。だから、地方に住ん...
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狂風世界

今日は少し風が強い。といっても強風にはほど遠い強さだが。風が吹いていると洗濯物がよく乾く。いま住んでいるところは洗濯物を干す場所が東側にあるので、午後になると日があたらなくなる。ただでさえ太陽が低く、日の短いこの時期だから、妻は風が吹くと洗...
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こっちへお入り

今年じゅうに買う本はあと三冊だろうと書いたくせに、昼休みに書店へ行って平安寿子の『こっちへお入り』を買ってしまう。ついでにYahooオークションで伊井直行の『本当の名前を捜しつづける彫刻の話』を落札してしまう。それはともかくとして、平安寿子...
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