創元推理文庫

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饗宴 ソクラテス最後の事件

著 柳 広司/販売元/出版社 東京創元社発売日 2007-01-30Amazon/Bk1/楽天ブックス今度の探偵役はソクラテス。よくもまあ次々といろいろな人物を探偵役に仕立て上げるものだと思うのだけれども、それ以上に凄いのは起こる事件がそれ...
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竜の館の秘密

竜の館の秘密谷原 秋桜子著前作はまあ基本設定の部分の説明も必要だろうから、メインとなる事件そのものが話の中盤過ぎになってから起こるのも仕方ないと思っていたのですが、今回もなかなか事件が起こりません。いや、舞台となる京都へ行くまでがとにかく長...
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天使が開けた密室

天使が開けた密室谷原 秋桜子著悪くはないんだけど、物足りない。とにかく事件がなかなか起こらなく、いや起こらなくってもそこに至るまでの展開が事件に奉仕していれば構わないんだけれども、基本設定の部分が延々と語られて主人公の日常が繰り広げられるだ...
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黄金の灰

黄金の灰柳 広司著今回はシュリーマンのお話なんだけど、語り手はシュリーマン本人ではなくてシュリーマンの奥さんという部分が曲者。話としては面白いんだけれども、柱となる部分が二つあるのにそれぞれが密接に関係しているわけでもなくというか、分離しち...
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はじまりの島

はじまりの島柳 広司著「贋作『坊っちゃん』殺人事件」の時は、その贋作っぷりに感心しながらも「坊っちゃん」の世界に殺人事件を持ち込んだことに対する違和感をぬぐい去ることができなくて読み終えてもなんだかすっきりしない物があって、柳広司の作品は肌...
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白銀の聖域

白銀の聖域マイケル・ムアコック著 / 中村 融訳初期の作品らしかったので、勧善懲悪的、単純明快な冒険小説かと思って読んだらやはりムアコック、大違いの内容でした。温暖化ならぬ寒冷化を迎え氷河期時代に突入した未来の地球。文明は衰退し人々は橇と化...
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ハマースミスのうじ虫

ハマースミスのうじ虫ウィリアム・モール著 / 霜島 義明訳瀬戸川猛資が「夜明けの睡魔」で褒めていたということだったのだけれども、「夜明けの睡魔」も「夢想の研究」も読んでいるくせにそのことに触れた文章が全く覚えていない。フレッド・カサックの「...
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鳥ダフネ・デュ・モーリア著 / 務台 夏子訳ダフネ・デュ・モーリアとシャーリィ・ジャクスンを混同していた頃がありました。この本が出たときも丁度その頃で、表題作の「鳥」も読みたいけれど「くじ」が読みたいと思っていたから収録されていればいいなあ...
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隠し部屋を査察して

隠し部屋を査察してエリック・マコーマック著 / 増田 まもる訳河出書房の<奇想コレクション>に収録されてもおかしくない内容。ウィル・セルフの「元気なぼくらの元気なおもちゃ」よりもこっちの方を入れた方が良かったんじゃないかって思うくらい変な話...
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白菊

白菊藤岡 真著うーん、面白い。傾向としては前作の「ギブソン」と同じような傾向の話で、バカミスじゃありません。「白菊」にまつわる謎の解明がメインとなるかと思いきや、依頼者の失踪や時折はさまれる記憶喪失者の話などと、話が迷走するというか、どんな...
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