文春文庫

文春文庫

『終点のあの子』柚木麻子

著: 柚木 麻子販売元/出版社: 文藝春秋発売日: 2012/4/10Amazon/bk1ぜんぜん知らない作家だったのだが、題名と表紙の絵に惹かれるものがあったので読んでみることにした。全四編、とある女子高に通う高校一年生の物語だ。ただし、...
文春文庫

『氷平線』桜木紫乃

著: 桜木 紫乃販売元/出版社: 文藝春秋発売日: 2012/4/10Amazon/bk1『ラブレス』という小説が評判になったことで桜木紫乃という作家の存在の存在をはじめて知ったのだが、読もうかどうしよう逡巡していたところでデビュー作のこの...
文春文庫

『ベスト・オブ・映画欠席裁判』町山 智浩 柳下 毅一郎

著: 町山 智浩 柳下 毅一郎販売元/出版社: 文藝春秋発売日: 2012/3/9Amazon/bk1褒めるよりも貶している作品のほうが多いんだけれども、それはこの二人が毒舌であるというよりもつまらない映画が多くなってきたってことで、あとが...
文春文庫

『嫉妬事件』乾くるみ

著: 乾 くるみ販売元/出版社: 文藝春秋発売日: 2011/11/10Amazon/bk1ミステリ小説というのはだいたいにおいて作者の頭の中で考え出された事件を元に書かれるものだけれども、ごくまれに実際に起こった事件を元に書かれることもあ...
文春文庫

『ガリレオの苦悩』東野圭吾

今回から内海刑事が登場する。テレビドラマ化されたことによるドラマのみのオリジナルキャラクターだったが、意外と人気があったのかそれとも作者のサービス精神の現れなのかはわからないけれども、何となく前作に比べて作品そのものが若返ったような感じがす...
文春文庫

『少年少女飛行倶楽部』加納朋子

加納朋子の小説を読むのは久しぶりだ。で、久しぶりの加納朋子の小説はミステリ要素の全くない青春物語だったけれども、加納朋子が書く物語はミステリ要素がなくっても面白い物語であることを改めて実感した。いや疑ったことは無かったけれども、なんていうか...
文春文庫

『ブラッド・ブラザー』ジャック・カーリイ

ジャック・カーリイが『百番目の男』でデビューした時、唖然とする真相が評判だったので気にはなったけれども、その唖然の度合いが良くも悪くも噴飯物ということでその時には読まなかった。で、その後マイケル・スレイドにハマってしまったのでジャック・カー...
文春文庫

『たまさか人形堂物語』津原泰水

津原泰水の文章というのは嫌いじゃないしむしろ好きな方なのだけれども、なぜだかすんなりと自分の頭の中に入ってこないのがいつも気に掛かる点だ。それは多分に自分の理解力の無さのせいだろうけれども、津原泰水が全力を発揮したような作品を読んでいる時で...
文春文庫

『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子

小川洋子の小説を読むのは『博士の愛した数式』以来だ。その時の僕の感想は、小川洋子が作り出した世界の美しさに涙が出た。というものだった。この美しさが小川洋子の作風として備わっている物なのか、それともこの小説に限ってなのかはわからない。しかし、...
文春文庫

『隠し剣秋風抄』藤沢周平

去年、『必死剣鳥刺し』という映画が公開された。「必殺」ではなく「必死」そして「鳥刺し」という言葉の響きに興味を持ったがさすがに映画を見に行くほどまでは興味は持たなかった。しかし「必死剣鳥刺し」というものがどういう剣法なのか気にはなったままだ...
タイトルとURLをコピーしました