文春文庫

著　長嶋 有/販売元／出版社　文藝春秋発売日　2007-06Amazon/Bk1/楽天ブックス今回の主人公もやはり平和な家庭生活を営めるわけでもなく、今までのお釣りでかろうじて生活しているようなバツイチの男。ゲームデザイナーだったけれども仕...

著　歌野 晶午/販売元／出版社　文藝春秋発売日　2007-05Amazon/Bk1/楽天ブックス例によってというかいつもの癖で、この話がどういう趣向の話なのかということを事前に知ってしまっていたので、初読でありながら再読しているのと同じ感覚...

著　武居 俊樹/販売元／出版社　文藝春秋発売日　2007-05Amazon/Bk1/楽天ブックス本日限りで「SFオンライン」がウェブ上から消え去る。「旧スターログ」を読んでいた身としては「蛍雪ジェダイ」が「SFオンライン」上で復活したのが一...

著　乾 くるみ/販売元／出版社　文藝春秋発売日　2007-04Amazon/Bk1/楽天ブックスウェブ上でのネタバレ感想を読んでしまっているので、驚きは味わえなかったのだけれども、まあそれは自業自得なので仕方ない。驚きが味わえなかったから、...

週末は更新もしないしネットにもほとんど接続しないので今朝になって週末の異様なアクセス数におどろいたのですが、まあ取り乱さず今まで通り淡々と更新を行いますですよ。このブログでは基本的に月曜から金曜まで、12時30分に新しい記事が更新されます。...

ぼくのキャノン池上 永一著おお、表紙は五十嵐大介ではありませんか。で、池上永一の小説としてはかなりおとなしい話に仕上がっている。登場するオバァは権力は持っているけれども化け物じみた存在ではなく、一人っきりになれば読者に人間らしい弱みを見せる...

ららら科学の子矢作 俊彦著矢作俊彦というと、私にとっては大友克洋の「気分はもう戦争」の原作者であり司城志朗と合作した「暗闇のノーサイド」の作者であって、いわば冒険小説の書き手でありました。そういうわけですから冒険小説ではない矢作俊彦の作品に...

アンノウン古処 誠二著なんだか新刊が出るたびにどんどんと著者の紹介文が短くなっていくような気がする古処誠二のデビュー作。自衛隊内部における盗聴事件の謎を追う話でありながら、文庫にして二百ページちょっとという非常に短い話。これが福井晴敏だった...

神のロジック人間（ひと）のマジック西沢 保彦著とにかく卑怯というか反則技な本です。いや何が反則かって、表紙の絵が加藤直之なのであります。ただでさえ気になる作家の西澤保彦である上に表紙が加藤直之。もうどうにでもしてくれと言わんばかりの組み合わ...

夏化粧池上 永一著池上永一という作家は、とんでもない球を投げるけれども何処へ投げるのかわからないノーコンピッチャーという印象が拭えません。ちなみに、ここでいうとんでもない球というのは単に猛スピードの球のことではなく、魔球。「夏化粧」は、魔球...