文春文庫 タンノイのエジンバラ タンノイのエジンバラ長嶋 有著長嶋有という作家は妙に気になる作家です。おそらくはこの人のつける題名がツボにはまるからなのでしょう。「猛スピードで母は」とか「サイドカーに犬」とか…。今回もタイトルが「タンノイのエジンバラ」です。猛烈に読みたい... 2006.02.13 文春文庫
文春文庫 二〇〇二年のスロウ・ボート 二〇〇二年のスロウ・ボート古川 日出男著「二〇〇二年のスロウ・ボート」は「中国行きのスロウ・ボートRMX」を改題したものでした。改題したといえどもページをめくると「中国行きのスロウ・ボートRMX」という文字が現れます。元となった村上春樹の「... 2006.02.10 文春文庫
文春文庫 緋友禅旗師・冬狐堂 緋友禅北森 鴻著長編で活躍していた冬狐堂シリーズの短編集、そして安定した職人技です。他のシリーズの登場人物がちょっとだけ言及されたり意外な形で登場したりと北森鴻読者へのサービスも忘れてはおりません。しかし、安定した職人技であるが故に、無い物... 2006.02.04 文春文庫
文春文庫 バルタザールの遍歴 バルタザールの遍歴佐藤 亜紀著酒見賢一の「後宮物語」は受賞したことで日本ファンタジー大賞の方向性を変えてしまった、という話はよく耳にする話で、実際読んでみると一行目から面食らってしまう物語であり、確かに納得してしまうのですが、では第一回日本... 2006.02.03 文春文庫
文春文庫 クリスマス・プレゼント クリスマス・プレゼントジェフリー・ディーヴァー著 / 池田 真紀子〔ほか〕訳ディーヴァーの初短編集ですが、どんでん返し連発な長編の作風から見て短編向きの作家ではないんじゃないかなと懸念しておりましたが、そうでもありませんでした。短編において... 2006.01.11 文春文庫
文春文庫 斬首人の復讐 さて、そろそろ再開することにします。今年最初の本は去年予告した通り、マイケル・スレイドのあれです。斬首人の復讐マイケル・スレイド著 / 夏来 健次訳今回は「ヘッドハンター」事件の完結編です。一応「ヘッドハンター」事件の顛末がうまく組み込まれ... 2006.01.05 文春文庫
文春文庫 暗黒大陸の悪霊 今年の更新は今日で終わりです。で、最後は何にしようかとちょっとばかり悩んだのですが、結局マイケル・スレイド。一作目から読み続けてみてみると、マイケル・スレイドにはまる人がいる理由がよくわかりましたよ。波長がぴったり合うとこのシリーズ最高です... 2005.12.28 文春文庫
文春文庫 髑髏島の惨劇 今月号のSFマガジンを見ていたら、SF映画の原作アンソロジーの企画があるらしく、スタージョンの「Killdozer!」が収録されるみたい。映画の方は存在は知っていたけど未見。しかしこの話が日本語で読める日が来るなどとは思っても見ませんでした... 2005.12.27 文春文庫
文春文庫 ミステリ百科事典 ミステリ百科事典間 羊太郎著間羊太郎の「ミステリ百科事典」を初めて読んだのは高校生の頃だったと思います。式貴士の本を読み始めたのも同じく高校生の頃でした。間羊太郎と式貴士、どちらが最初だったのかは覚えていませんが、同一人物ということを知った... 2005.11.28 文春文庫
文春文庫 龍宮 アレステア・レナルズの「啓示空間」を書店で見かけて自分の目を疑いました。あまりにも分厚すぎます。おまけに青背ではありません。まあ厚さの点では京極堂シリーズのほうが上回っていますが、ダン・シモンズの「ハイペリオン」だって文庫化したときには上下... 2005.10.08 文春文庫