文春文庫

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獣たちの庭園

獣たちの庭園ジェフリー・ディーヴァー著 / 土屋晃訳どんでん返し職人とまで書かれるようになったディーヴァーだけれども、「どんでん返し」の部分は抜きにして確かに職人だよなぁと思ってしまう。どんな題材でもそつなくこなしてしまうという意味での「職...
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梶原一騎伝

梶原一騎伝斎藤貴男吉村萬壱の「クチュクチュバーン」を買うつもりだったのだけれども、「梶原一騎伝 夕やけを見ていた男」を買ってしまいました。子供のころエジソンとか一休さんとか、よく伝記を読んだ記憶があります。図書室に行けば必ずひと揃いそろって...
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やくざを誘拐

迅雷黒川 博行半端者の三人組がやくざの組長を誘拐して金をせしめるお話。誘拐しても相手は警察に連絡などしないし、誘拐した組長自身に、単に金を用意しろとだけ言わせれば、誘拐されたという事実さえ発覚しない。よくもまぁこんな突飛なことを思いつくもの...
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恋のカタチ

センセイの鞄川上弘美ツキコさん、ワタクシはいったいあと、どのくらい生きられるでしょう。37才のツキコさんと70代のセンセイの、ゆっくりと、そしてゆったりと、季節の移り変わりとともに進んでゆく恋愛物語です。近所の駅前の飲み屋で、やけにうまそう...
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猛スピードで母は 長嶋 有

長めの短編というか、長めの中編というか、それが2編だけので、猛スピードとまでは行かなくともあっという間に読み終える。芥川賞を受賞した時にはおもしろい題名の小説だなぁと思った程度で、読もうとまでは思わなかったのだけれど、この人の「パラレル」が...
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風車祭(カジマヤー) 池上永一

『風車祭』は、九十七歳の長寿を祝う祭りのこと。石垣島を舞台とするこの物語は、純真素朴な沖縄の高校生を主人公に、魂(マブイ)のまま246年間生き続けている少女やら、六本足の妖怪豚やら、長生きに異常なまでの執念を燃やす老婆(オバァ)たちが繰り広...
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