早川書房

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冬至草

冬至草石黒 達昌著おお、これはSFマガジン オールタイムベストの日本人作家短編部門に「人喰い病」を挙げたオレへのご褒美なのか、はたまた祈りが通じたのかと大いなる勘違いをしてしまうほどうれしい一冊。分かりやすいレムと言うべきか、レムから難解さ...
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無限がいっぱい

無限がいっぱいロバート・シェクリイ著 / 宇野 利泰訳もっと面白かった記憶があったロバート・シェクリイ。意外と面白く感じられなかったのは、作品配列の問題もあるのかも知れません。「ひる」「監視鳥」「風起こる」の三作は、どれも展開からオチまでが...
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血は冷たく流れる

血は冷たく流れるロバート・ブロック著 / 小笠原 豊樹訳ロバート・ブロックってこんなに面白かったっけ?と思うくらい、それぞれの話が自分の好みの部分にビシバシとはまってくる。それにしても今まで読んだ記憶がないというのに最後のオチを知っている話...
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炎のなかの絵

週末からニール・スティーヴンスンの「ダイヤモンド・エイジ」を読んでいるんですが、これがなかなかどうして、ボリュームもさることながらディテールの密度の高さにようやく四分の三を越したところ。こんな長い話書くなよと言いたくもなります。で、「ダイヤ...
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まだ見ぬ冬の悲しみも

まだ見ぬ冬の悲しみも山本 弘著山本弘の小説を読むのはこれが初めて。一読して思ったのは、古き良き時代のアメリカSFを読んでいるような雰囲気があるということ。だいたい50年代ぐらいのSFじゃないでしょうか。ご本人もそのあたりのSFが好きそうなの...
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SFマガジン創刊600号記念特大号

SFマガジン 2006.4今月号のSFマガジンは600号の記念特大号だというのに意外とワクワクしない内容。コニー・ウィリス、イーガン、ラファティ、G・R・R・マーティンなどと、翻訳短編のラインナップメンバーとしては充実しているんだけれどもこ...
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くじ

くじシャーリイ・ジャクスン著 / 深町 真理子訳シャーリィ・ジャクスンというと「山荘綺談」や「ずっとお城で暮らしてる」といった本の傾向からホラー作家だと思い敬遠し続けてきたのですが、「くじ」という短編だけは、名作という評判を耳にしていたので...
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蠅ジョルジュ・ランジュラン著 / 稲葉 明雄訳何度か映画化された「蝿」が有名なジョルジュ・ランジュランですが、フランス人作家だと思っていたら、両親も含めてイギリス人だったのにはちょっとびっくりしました。全体としては「怪奇大作戦」や「ウルトラ...
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SFが読みたい! 2006年版

SFが読みたい! 2006年版SFマガジン編集部編ランキングそのものは驚くような結果では無かったけれども、ランクインした本の大半が既読だったのに驚きました。「このミス」の既読率と比べて、やっぱり自分はSF者だったんだと思ったんですが、冬の時...
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13のショック

13のショックリチャード・マシスン著 / 吉田 誠一訳何ともいえない嫌な話ばかりでした。オチが決め手の話ではないので、読み始めて最初に思い浮かぶ嫌な結末向けてまっしぐらな話ばかりなのです。嫌な結末を迎えるに決まっている話を読み続けることほど...
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