集英社文庫

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『鍋奉行犯科帳』田中啓文

著: 田中 啓文販売元/出版社: 集英社発売日: 2012/12/14Amazon有栖川有栖の解説を読んで気付かされたのは、捕物帳の大半が江戸を舞台にしているということだった。言われてみればそのとおりで、今までいくつもの捕物帳を読んで、それ...
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『光媒の花』道尾秀介

著: 道尾 秀介販売元/出版社: 集英社発売日: 2012/10/19Amazonそれぞれの話が単独で完結している短篇集で、謎解きや意外な真相といった部分は薄い話の集まりなんだけれども、今までの道尾秀介の作品とと同様、それぞれの話が相互に微...
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『私を知らないで』白河三兎

著: 白河 三兎販売元/出版社: 集英社発売日: 2012/10/19Amazonいろいろな事情があるのだろうけれども、まさか集英社から描き下ろしの文庫として三作目が出るとは思わなかった。オビや解説ではべた褒め状態なのだが、心機一転という事...
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『家鳴り』篠田節子

著: 篠田 節子販売元/出版社: 集英社発売日: 2012/9/20Amazon篠田節子はもう少し集中して読まないといけないと思っている。今のところ読んだことのあるのは、『静かな黄昏の国』『ロズウェルなんか知らない』『はぐれ猿は熱帯雨林の夢...
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『廃墟建築士』三崎亜記

著: 三崎 亜記販売元/出版社: 集英社発売日: 2012/9/20Amazon七階、廃墟、図書館、そして蔵。建物に関する四つの物語。巻末の高橋源一郎の解説が秀逸で、これを読むだけでもこの本を買う価値はあるんじゃないかと言いたくもなるけれど...
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『宵山万華鏡』森見登美彦

著: 森見 登美彦販売元/出版社: 集英社発売日: 2012/6/26Amazon僕にとって森見登美彦の最高傑作は『きつねのはなし』だ。しかし、たぶんほとんどの人はそれ以外の小説を選ぶだろう。確かに『きつねのはなし』はそれまでの森見登美彦の...
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『読まずに死ねるか』内藤陳

著: 内藤 陳販売元/出版社: 集英社発売日: 1985/08Amazon/bk1内藤陳を知らない?死んでほしいと思う快楽亭ブラックの『立川談志の正体 愛憎相克的落語家師弟論』を読んでいたら、一行だけ内藤陳のことが書かれていた。去年の11月...
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『メルカトルと美袋のための殺人』麻耶雄高

新本格派世代の中で、歌野晶午の作品に登場する信濃譲二はエキセントリックな探偵なのだけれども、それを上回るというと麻耶雄高のメルカトル鮎になるのだろう。メルカトル鮎という名前からして既に奇抜だけれども、名探偵ではなく銘探偵と名乗っているところ...
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『鼓笛隊の襲来』三崎亜記

三崎亜記って、不思議な作家だ。たぶん、SF作家だと言ってしまってもいいだろうけれども、SF作家という括りをしてしまってはいけない雰囲気がある。作者が作者だから、作品も作品だ。SF小説と言ってしまってもいいのだろうけれども、なんとなくSFとい...
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オットーと魔術師

著 山尾 悠子販売元/出版社 集英社発売日 1980-08Amazon/bk1ついつい調子に乗ってしまい『オットーと魔術師』を買ってしまう。幾らで手に入れたかは書かないけれども。いくら山尾悠子が一般的なファンタジーを書くつもりはないとはいっ...
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