histoire

histoire

『果ての星通信 1』メノタ

大学を卒業し恋人と世界各国を旅行に出かけようとする主人公。楽しみにしていた旅行のその前日、十年前の落雷で負った額の傷口が出血し、そして慌てる主人公の手が、体が、分解し始める。十年前、主人公が落雷に打たれたとき、主人公の頭の中で声が聞こえた。...
histoire

『その女アレックス』ピエール・ルメートル

面白いと評判になったのは知っていたが、積読本が多すぎて、後回しにしていたけれども、電子書籍化され、バーゲンセールで安くなっていたのでとりあえず、買って、そのまま積読にしておいたのをようやく読み終えた。日本では先にこちらが翻訳されたのだが、実...
histoire

『きちじつごよみ 1』岩岡ヒサエ

久しぶりに岩岡ヒサエの漫画を読む。今回はウエディング・プランナーの女性を主人公とした物語で、これまでにも何らかの手に職を持つ女性を主人公とした漫画を描いてきていたけれども、ちょっと毛色が変わっている。それはおそらく、ウエディング・プランナー...
histoire

『王妃の帰還』柚木麻子

柚木麻子の『王妃の帰還』を読む。相変わらず柚木麻子は面白いなあ。とはいっても今のところ僕は柚木麻子の良い読者ではないし、『けむたい後輩』は文庫化されているのにまだ読んでいないので熱心なファンともいえない。読むか読まないかはその時の気分による...
histoire

『ものするひと 1』オカヤ イヅミ

小説家の日常を描いた漫画なのだが、そもそも主人公は純文学作家で、だからというわけではないのだが売れっ子というわけではない。小説を書くだけでは生計を立てることなどできないので警備員のアルバイトをして、その合間に作品を書くということをしている。...
histoire

『大奥 17』よしながふみ

よしながふみの『大奥』は元凶となった赤面疱瘡の治療方法が解明されたところがクライマックスで、そこから後は史実に戻っていくのだろうと思っていたのでその後の展開がまだまだ続くのに驚いたのだが、考えてみるとどうせならば徳川幕府が終焉を迎えるところ...
histoire

『来世は他人がいい』小西 明日翔

『春の呪い』でデビューした小西明日翔の二作目。今回も前作と同様、男女の恋愛の話なんだけれども、これがまったく違う方向の話で驚いた。主人公たちは、東京と大阪、それぞれ住む場所は離れているけれどもお互いに極道の孫という設定。当人の知らないところ...
histoire

『保健室のアン・ウニョン先生』チョン・セラン

知らない作家だったけれども、書店で見かけてこれはひょっとしたらと思い買って読んでみたらひょっとした。大正解だった。韓国の高校を舞台としてその高校で養護教師として働いているアン・ウニョンの事件簿。日本でいえば保健の先生にあたるのだが、韓国の場...
histoire

『九龍ジェネリックロマンス 1』眉月 じゅん

九龍城を舞台とした物語というだけしか予備知識もなしに読んだけれども、どこかで前作『恋は雨上がりのように』と同じく恋の話なんだろうと思いこんでいた。それはタイトルに「ロマンス」とついているからだという部分もあるけれども。物語が始まって早々、ほ...
histoire

『たまご他5篇 光用千春作品集』光用千春

『コスモス』が面白かった光用千春の短編集だけれども、その面白さは『コスモス』以上だった。短編なのでそこで描かれている題材はバラエティ豊かなのだが、なんだろう、どれも同じという感じがする。いやそれは悪い意味ではなく、描かれているテーマが統一さ...
タイトルとURLをコピーしました