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『空挺ドラゴンズ 7』桑原太矩

7巻目にてようやく主人公たちの乗る捕龍船クィン・ザザ号の乗務員の一覧が巻頭に掲載された。なるほど総勢19人がこの船に乗っていたのか……と思ったのだが、1巻を見直してみたら第一話の表紙に19人が勢揃いしていた。最初から19人のキャラクターを作...
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『BEASTARS 16』板垣巴留

『BEASTARS』史上最強最悪の悪が登場して、そしてそれが主人公レゴシと同様、異種族間の婚姻における混血ということでそれはレゴシも同様に悪への、というか善悪という以前にどこにも属さないことによる不安定さによる、この世界への憎しみでもあるわ...
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『大阪環状結界都市 3』白井弓子

もう少し続くかと思っていたら3巻で完結してしまった。最初から構想どおりだったのかそれとも打ち切りなのかは定かではないけれども、大阪環状線に搭載された列車内犯罪を見つけるためのOシステムというスキャンシステムから始まって、犯罪捜査物になるのか...
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『望郷太郎 1』山田芳裕

地球規模の環境異変で大寒波が訪れ、人類は滅亡の危機に瀕する。主人公はとある財閥の御曹司でイラン支社の支店長を任されている。一部の人達は温暖地方に逃げ延びているが主人公たちはそこまで行く手段もない。ただ、主人公は大寒波が訪れることを予測してい...
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『絶滅石』倉薗紀彦

『AUTOMATON』が連載中の倉薗紀彦の別の新作が単行本化された。夏休みを利用して友人の別荘でキャンプを楽しむ8人の学生たち。しかしその場所は昔、大量殺人事件のあった場所だった。別荘に到着した主人公は散歩にでかけたところで謎の老婆から、死...
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『度胸』ディック・フランシス

いきなり主人公の目の前で騎手仲間が拳銃自殺をする場面から始まる。優秀な騎手であったけれども精神的に追い込まれ、そして自殺してしまったのだ。主人公は騎手になって二年目。実力もまだない。そんな主人公の周りで、自殺や解雇等、騎手たちに対して不幸な...
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『極東事変 1』大上明久利

終戦直後の日本を舞台としたガンアクション。戦争中、731部隊は人体実験を繰り返して不死身の兵士の研究を行っていた。そして実戦投入には間に合わなかったもののその実験は成功し何人もの人間が不死身の肉体を得ていた。生き残りの731部隊はその技術で...
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『Iの悲劇』米澤穂信

『本と鍵の季節』のほうはまだ読んでもない、というか買ってもいないのだが先にこちらのほうを読んでしまった。もっともそれぞれ別々の作品なのでどちらを先に読もうが問題はない。タイトルからエラリー・クイーンを想像してしまうが、クイーンに関係する話で...
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『暗殺者グレイマン』マーク・グリーニー

どことなく、ロバート・ラドラムの『暗殺者』を彷彿させる内容だが、ラドラムの主人公、ジェイソン・ボーンは記憶喪失であり、読者も彼の正体が何者なのかわからないまま物語が進むのに対して、グレイマンことコート・ジェントリーの正体は最初からわかってい...
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『或るろくでなしの死』平山夢明

『暗くて静かでロックな娘』の解説で、同じ作者の『或るろくでなしの死』の中にSFに含めてもかまわない短編があると書かれていた。基本的に平山夢明はホラー系の作風の人なのだが、SFよりの作品も書いている。で、『或るろくでなしの死』は読んだのかと記...
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