histoire 『メランコリア』道満晴明 上巻を読んだのはだいぶ前のことだったのでどんな話だったのかすっかり忘れてしまっていた。なので下巻を読む前に上巻を読みなおす必要があるよなあと思っていたら、上巻の内容を忘れてしまっていても問題はないというような情報を目にした。なのでとりあえす... 2019.10.18 histoire
histoire 『ミッドナイトブルー』須藤佑実 表紙の絵に惹かれて読んでみた。といっても買う前にネットで検索して表紙の絵と実際の中身の絵に違いがあるかどうかは調べてみたのだが。極稀に表紙の絵と中身が違う場合もあって、活字の本ならばともかく漫画の場合は違うとがっかりしてしまう。どの話も男女... 2019.10.17 histoire
histoire 『怪人ジキル』波野次郎 『怪書探訪』で紹介されていた波野次郎の怪書『怪人ジキル』がなんと復刊した。かつて、戦後最大の怪書として有名だった栗田信の『醗酵人間』も驚くことに復刊して、もっとも僕は買わなかったのだが、『怪人ジキル』のほうは勢いに任せて買ってしまった。そも... 2019.10.16 histoire
histoire 『幻の未発売ゲームを追え!』天野譲二 昔、ゲームが好きだった。ここでいうゲームはテレビゲームだけではなく、それ以外の室内で行うゲームも含んでいて、ボードゲームもその一つだ。しかしとりあえずここではテレビゲームの話に絞っておこう。好きだったと書いたが、今でも好きなである。しかし今... 2019.10.15 histoire
histoire 『妻、小学生になる。』村田椰融 夭折した小路啓之の未完の漫画に『10歳かあさん』という漫画がある。母親を亡くした主人公が学校から帰ってくると家に小学生の女の子がいて、そして彼女は主人公に、自分はあなたのお母さんよと言う。死んで生まれ変わったのだと。物語は始まったばかりなの... 2019.10.14 histoire
histoire 『コスモス』光用千春 「じゃあね」と言って母親が家を出ていく場面から物語ははじまる。残されたのは父と小学生の娘。父と母は離婚したのだ。過剰な書き込みのないシンプルな線で描かれた『コスモス』の世界は、そのシンプルさと比例する形で父と二人で生活しなければいけなくなっ... 2019.10.11 histoire
histoire 『AUTOMATON 4』倉薗紀彦 精神を転送して操る戦闘機械オートマトンのパイロットとなった主人公。オートマトンのデザインはアメコミのヒーローっぽく、悪との戦いに身を投じるという展開はアメコミそのものともいえるけれども、前巻から続いた、いわゆる修行編が終わる。もちろん修行編... 2019.10.10 histoire
histoire 『殺しのコツ、教えます』蒼井上鷹 Twitterのタイムラインでこの本が面白い、いやミステリマニアならば必読だというツィートが流れていたので、それは読まないといけないなと思って読んでみた。全6編の連作短編集で、ツィートで流れていたのはその中で2篇目のことだったが、だからとい... 2019.10.09 histoire
histoire 『パラドックス・メン』チャールズ・Ⅼ・ハーネス まさかチャールズ・L・ハーネスの『パラドックス・メン』が翻訳される日が来るとは思ってもいなかった。ブライアン・オールディスがこの作品を評するにあたってワイドスクリーン・バロックという言葉を作ってまでも評価しようとした作品で、ワイドスクリーン... 2019.10.08 histoire
histoire 『我々は生命を創れるのか 合成生物学が生みだしつつあるもの』藤崎慎吾 なんとも刺激的なタイトルだ。なにしろこの本はフィクションではなくノンフィクションなのだ。だからこの本に書かれていることは今現在、世界のどこかで行われていること、そして合成生物を作ろうとしている人たちがいるということだ。と単純に書いてしまうと... 2019.10.07 histoire