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『サマータイムレンダ 7』田中靖規

前巻で主人公の時間跳躍の仕組みが解明されて、もっともなぜそんな能力を持っているのかまではまだ説明されていないのだけれども、敵側の存在も明確になって、さあどうなる、という状態になった途端に主人公側がものすごくピンチになった。ぎりぎりのところで...
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『BABEL 4』石川優吾

順調に物語が進んでいるけれども、前巻までで八犬士は二人しか登場していない。この巻で犬飼現八登場編が終わって犬田小文吾登場編が始まるけれども、一人に1巻と半分というペースで考えると全員が登場するのに12巻かかる計算になる。いや、人気が落ちたら...
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『スキップとローファー 2』高松美咲

主人公の高校生活も順調に進んでいく。同級生の男の子、志摩くんとの仲も順調だ。もっとも順調だといってもそこにまだ恋愛感情は存在しない。あくまで友達の関係でそれはやはり主人公の天然さからくるのか、いや、志摩くんのほうもどこか天上の人っぽさがある...
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『ニュクスの角灯 (6)』高浜寛

とうとう完結した。最初に1巻を読み始めたときにはこんな話になるとは思いもよらず、巻を読みすすめていくにつれて、なるほどというか、おお、そういう方向へと進んでいくのかと楽しませてくれた。そもそも、第一話は太平洋戦争の末期、防空壕に避難をし空襲...
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『ノラと雑草』

真造圭伍は『休日ジャンクション』ぐらいしか読んでいない。そのほかに電子書籍で期間限定で無料だった作品をいくつか読んだぐらいで、じゃあ気にならない作家なのかというとそうでもない。とはいっても積極的に手を出すというところまでは行かないもどかしさ...
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『ロボ・サピエンス前史』島田虎之介

島田虎之介の久々の新作。前作『九月十月』が出たのが2014年の11月なので約五年ぶり。デビュー作の『ラストワルツ』から『ダニーボーイ』までは史実と虚構をうまく混じり合わせた非常に凝った作りだったけれども『九月十月』ではそれまでの作風とは異な...
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『5分間SF』草上仁

東京創元社がフレドリック・ブラウンSF短編全集を出すというニュースを見たときに、だったら早川書房には草上仁短編全集を出してもらいたいなあと思った。というのもかつて草上仁は日本のフレドリック・ブラウンといわれていたからだ。いまでこそ新刊がでな...
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『淵の王』舞城王太郎

久しぶりの舞城王太郎。今回はホラーということでジャンル的には自分の好みではないけれどもそこは舞城王太郎だし、過去の作品だってホラー寄りのものもあったし、ということで読む。三つの短編からなる物語だがそれぞれが共通しているというわけではない。ま...
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『BEASTARS 14』板垣巴留

1巻から続いていたアルパカ殺しのエピソードに決着がついてその事件の結果、主人公レゴシは学園を退学して一人生活をすることになるわけだが、これまでの、どんなに他の場所に行ったとしても戻ってくる場所は学校であるという拠り所がなくなって、社会人とし...
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『アトム ザ・ビギニング 10』カサハラ テツロー

前巻はさすがにちょっと無茶な展開で、いくらなんでもあれじゃあ即死で助からないだろうと思ったのだが、しかしここで死んでしまうと話が終わってしまうので、まあとりあえずは無茶な展開も受け入れることにして、さて今回はA106と廃墟を守る守護ロボット...
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