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『アトムザビギニング 8』カサハラテツロ―

前巻でワールド・ロボット・バトリング篇が一区切りついて、新しい展開を迎える。今度は舞台がベトナムに移るのだがこれまた予想外の舞台でもある。いやそれ以前に御茶ノ水のおじいさんが語った話が驚きで、アトムが未来からタイムスリップして過去のおじいさ...
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『AUTOMATON 1』

表紙の絵からしてアメコミ風のヒーローものかと思いきや、なかなかおもしろい世界を見せてくれそうな漫画だ。時代は今よりもちょっと未来。格差社会が広がり、なにやら社会問題が山積みな感じのする未来である。ロボット技術も発達し、社会の中でいろいろなロ...
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『2年8ヶ月』てらだこうじ

書店で見かけて気になったのだが、出版社を見ると青林工藝舎で、相変わらずこの手の漫画に惹かれる確率が高いなあと思いつつ、全く知らない作者だし、どんな内容なのかも知らないのでとりあえずネットで調べたら作者のサイトがあって第一話が試し読みできる状...
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『スペクトラルウィザード』模造クリスタル

かつて、魔術師たちが集まる魔術師ギルドが存在していた。しかし、人類の発展とか世界平和といった方向にはその力を使わず、人類の破滅に結びつくような魔導の研究を行っていたため、テロ組織として認定され、人類の科学を結集した騎士団によって壊滅させられ...
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『GOTH』乙一

ようやく、乙一の小説を読んだ。正確に言えば乙一名義の小説といったほうがいいのだろう。こんなことだったらもっと早くから読んでおけばよかったと思ったかといえばそんなことはなく、今から読み始めても十分楽しめるというか楽しみが増えたというのが読み終...
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『マンダリン・ジプシーキャットの籠城』鳥飼茜

男がほとんど生まれなくなり女性だけで社会を動かすようになった未来。男がいなくなったと同時に女の方も生むという能力を失いつつあった。そして数少ない男と、生むことのできる女は自由を奪われて厳重な管理下におかれてしまう。そんな管理社会に嫌気をさし...
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『映画評論・入門!』モルモット吉田

映画の評論集ではなく、映画評論の入門である。かといって映画の評論を始めたいと思って読んだわけではない。映画評論・入門というタイトルだから映画の評論に関する方法論が書かれているのかといえばその通りでもあるが、日本の映画評論史として読むことがで...
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『ゴールデンゴールド 4』堀尾省太

大きく動いた前巻と比べると今回はあまり物語が大きく動いてはいない。しかし一方で前巻で登場した主人公琉花の母親や刑事といった新たな登場人物が物語に積極的に関わるようになり、なおかつさらにフク、おそらくは福のことだろうけれども、個人個人の持って...
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『零號琴』飛浩隆

<廃園の天使>シリーズの長編二作目を待っていたらとつぜんSFマガジンでこれが連載されて、単行本としてまとまったら読もうとのんきに思っていたら連載が終わっても一向に単行本の出る気配もなく、もともと寡作な人なので本業のほうが忙しいのだろうと思っ...
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『レイリ 4』室井大資/岩明均

4巻も順調に出ている。『ヒストリエ』がなかなか出ないのに比べると驚くほどのハイスペースだ。つまるところは、物語を作り出すのに時間がかかるのではなく、それを絵にするところで時間がかかるのだろう。『レイリ』の作画担当である室井大資の絵もだんだん...
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