histoire 『恐怖の口が目女』崇山祟 好きな人は好きなのだろうけれども表紙からして購買意欲が下がってしまう。かつてひばり書房という怪奇漫画を主に出していた出版社があったのだが、その雰囲気をそのまま醸し出している。一瞬、そのひばり書房で出していた漫画の復刊かと思ってしまうくらいな... 2018.12.04 histoire
histoire 『刑事ファビアン・リスク 顔のない男』ステファン・アーンヘム かつての同級生が次々と何者かによって殺されていく。捜査の上であがってきたのはその同級生達にいじめを受けていた人物。そして彼は数年前に行方不明となっていた。はたしてその彼が30年経って、自分をいじめていた人間に復讐をしはじめたのだろうか、それ... 2018.12.03 histoire
histoire 『竜のグリオールに絵を描いた男』ルーシャス・シェパード 数千年前に魔法使いとの対決に敗れ、動けなくはなったものの意識はあるらしく、さらに体も動かせないけれども成長することはできて、とうとう全長1マイルもの巨大な体に成長してしまった竜のグリオールにまつわる一連の物語をあつめた短編集。といっても残念... 2018.11.30 histoire
histoire 『ジャガー・ハンター』ルーシャス・シェパード 『竜のグリオールに絵を描いた男』が出たのでさっそく読み始めたのだが、表題作は過去に読んだ記憶があるのに読んでみるとどうにもこんな話だったのかと記憶がない。ということで、この本を読む前に先に積読のままになっている同じ作者の『ジャガーハンター』... 2018.11.29 histoire
histoire 『それを愛とは呼ばず』桜木紫乃 少し変わった題名である。桜木紫乃の小説は北海道が舞台であることが多いがこの小説は珍しく北海道以外の場所が舞台となる。もちろん話の中盤では北海道が舞台となるし、登場人物の一人は北海道出身だ。しかし、舞台が北海道でないせいもあってか北海道らしさ... 2018.11.27 histoire
histoire 『メメント飛日常』カラシユニコ カラシユニコというちょっと変わった名前の作者のデビュー作。最初はカラシニコフと読んでしまい、随分と凄い名前の漫画家だなあと思ってしまった。それはさておき、作者の名前も変わっているけれどもこの本の題名も変わっている。「メメント飛日常」である。... 2018.11.26 histoire
histoire 『4分間のマリーゴールド』キリエ 彼は手と手を合わせた相手の死の瞬間を視ることができる。生まれつきそんな力をもっていた。そして彼は現在、救命士として人を助けることを仕事としている。しかし、彼が視たその人の死は決定的で彼がどんなことをしても彼が視た死を防ぐことはできない。触れ... 2018.11.23 histoire
histoire AIの遺電子 RED QUEEN 1 第一部が終わって第二部が始まった。第一部は基本的に短編で、毎回AIに関する異なる話が展開し、ヒューマノイド専門の医師である主人公、須藤は主人公とはいえども狂言回し的な存在だった。が、その須藤自身にも秘密があり、その秘密は須藤の過去に結びつい... 2018.09.19 histoire
histoire アナモルフォシスの冥獣 駕籠真太郎は作風的に苦手なのだけれども、それでも『フラクション』はとりあえず読んだ。漫画であること、そしてその漫画で表現できることを活かしたミステリでありつつも、やはりエログロの人である駕籠真太郎の漫画に違いはなかったので、その延長線上にあ... 2018.09.18 histoire
histoire 名もなき王国 『魔術師たちの秋』以来、倉数茂の五年ぶりの新刊。発売前にいきなりネット上で期間限定とはいえ全文無料公開して、大丈夫なのかと心配したりもしたけれども、作者からしてみれば、まずはとにかく読んでもらいたいという気持ちからのことだったのだろう。僕は... 2018.09.17 histoire